「自己PR」と「自己紹介」の違いを意識する

自己紹介と自己PR

自己紹介と自己PRの違い、わかりますか?

「自己PR」は「自己紹介」とどう違うのか、そう聞かれたら、はっきり答えられますか?

どちらも面接でよく聞かれる基本的な質問ですが、違いを理解していないと、せっかくの面接の場でコミュニケーション力がないと判断されてしまうこともあります。

そこで、今回は自己PRと自己紹介でおさえるポイントとその違いについて解説します。面接の本番に備えて、それぞれ自信をもって話ができるように準備しておきましょう。


「自己紹介」は自分のメニューと考えよう

自己紹介

興味をもたれるキーワードを入れる

まずは自己紹介から。こちらは就活前にも大学入学時やサークル、アルバイト、ゼミ活動などで多くの方が経験しているでしょう。

しかし、「自己紹介」と称して自己PRをだらだら話し始める人がいて、空気が読めないなあと思うことがあります。後から紹介する「自己PR」としっかり区別して用意してください。


自己紹介は、自己PRで話したいことを含めた「自分のメニュー」です。

会話のきっかけとなる、相手に興味を持たれるキーワードを伝えるものです。「私」という人物については、これを聞けばわかってもらえますよ、というメニューを渡すようなイメージです。

具体的には、以下に挙げる6点をポイントに話すことお勧めします。

  1. 出身校
  2. 氏名
  3. 主な専門分野
  4. 特に自分らしさを伝えるキーワード
  5. 自己PRの内容となる活動
  6. あいさつ

  • ■自己紹介の例
目黒大学心理学部の山田良子と申します。現在は、広告が消費者の心理に与える効果について研究しています。私は「向き不向きより前向き」ということをモットーに様々なことに挑戦してきました。学業以外では、高齢者施設のボランティア活動やオーケストラサークルの運営に力を入れています。本日はよろしくお願いいたします。

企業に対してどんなところに興味をもったかということを一言で付け加えてもいいでしょう。時間は、指定されない限りは長くて30秒~45秒程度が適切です。

スタートから「しっかり決まったな」という感覚が持てるとそのあとのコミュニケーションにもいい状態で臨めるので、いつでも自己紹介ができるように内容を考えておきましょう。


 

「自己PR」では、相手を知りながら自分をアピールする

自己PRとは、相手に魅力に感じられるように自分をアピールすることです。相手に魅力を感じてもらうためには次の3つのポイントをおさえておく必要があります。

  1. 自分の強み
  2. 強みが「本当にそうだ」と納得できる根拠
  3. 相手へのメリット(入社後どう活かすか)

自分の強みを述べてで完結するのではなく、その強みを持って入社後にどうしていきたいかということをイメージして話すことが大切です。

相手にとって、あなたの強みがメリットに感じられなかったり、あなたがその強みを入社後に伸ばしたり活かしていくイメージがなかったりすれば、「だから何なの?」と独りよがりな話になってしまいます。

自己PRを恋愛に置き換えてみてもいいでしょう。

「あなたと付き合いたい」という人があなたの好みやどんなお付き合いをしていきたいかも知ろうとせず、一方的に自分の自慢をしてきたら、うんざりしませんか?自己PRを考える時には、相手を知ることも大切なのです。

  • ■自己PRの例

1.自分のウリ:
私は、初対面の相手との距離を近づけるのが得意です。

2.ウリが「本当にそうだ」と信じられる根拠:
幼いころから、転勤族で転校を繰り返していたので、とにかく早く新しい環境になじむために自分から友達と仲良くなることに必死でした。学生時代には、新聞の新規営業のアルバイトをしていました。そこでいかに心の扉を開けて話を聞いてもらうかということに苦心し、相手と短時間に距離を近づけるコミュニケーションに磨きをかけました。結果的に、地域で同じアルバイトの中で1番の成績をおさめることができました。

3.相手へのメリット:御社のビジネスは新規のお客様開拓が大切になると思います。度胸をもって相手の懐に入れる強みをさらに伸ばし、お客様に愛される営業として売上に貢献したいと考えています。

話すときの印象にもしっかり配慮を!

自己紹介・自己PRとも、共通していることは、話の内容だけではなく、話し方、声のトーン、表情などが与える印象も同じかそれ以上に大切だということです。

自分に自信がない状態で話すと、どうしても声が小さく表情も暗くなってしまいます。

「たくさんの中からこの企業を知ったことに感謝する気持ち」「自分が入社すればきっと御社にとってプラスになるという姿勢」をもって臨むと表情もよくなり、相手にも期待感をもたれるはずです。

あなたを売り込むことができるのは、あなただけ。伝えるトレーニングをして、あなたという人材のトップ営業になってくださいね。

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