スウェーデン/スウェーデン基本情報

旅行先から手紙や荷物を!スウェーデンの郵便事情(2ページ目)

インターネットが普及した現代でも、旅先から家族や友人に絵葉書を出したいなと思う人、増えてしまった荷物やお土産を郵送したいな思う人は多いと思います。郵便局が民営化され、他の国とはちょっと違うスウェーデンの郵便事情。ここでは、絵はがきなど郵便物の出し方や料金、小包の種類と送り方などを紹介します。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

スウェーデンから日本へ荷物を送るには?

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スーパーマーケットなどの中にあるこんなコーナーがスウェーデンの郵便局の窓口

スウェーデンから日本へ荷物を送る場合は、 EMS国際郵便もしくは航空便の2種類で、EMS国際郵便で3~4日、航空便でも1週間ほどで日本に到着します。どちらの場合も一度に送れる荷物の量は20キログラムまで。送りたい荷物を梱包し、スーパーマーケットなどの郵便窓口に荷物を持っていき、EMS国際郵便もしくは航空便のどちらを利用するかを伝え、重さを測ります。 そして、該当用紙に宛先や荷物に中身、重さなどを記入します。用紙はスウェーデン語と英語の表記ですが、分からないところは、店員さんに聞きながら記入します。用紙の記入が終わったら料金の精算をして荷物の配送手続きは終了です。控えがもらえるので、必ず受け取りましょう。万が一荷物が遅延したり、紛失したりした際に小包の番号が必要になります。

航空便の場合、荷物の最長辺が1,5メートル以内、かつ長辺+短辺+奥行きの合計が3メートル以内でなければならないという規定あります。荷物の長さが1,2メートルを超えた場合には、追加料金として150スウェーデンクローネがかかります。荷物に保険をかけることもできます。

日本への荷物の航空便の料金の目安
1kgまで:325スウェーデンクローネ
2kgまで:411スウェーデンクローネ
3kgまで:497スウェーデンクローネ
4kgまで:583スウェーデンクローネ
5kgまで:669スウェーデンクローネ
1kgごとに値段が上がり、20kgまで20段階で設定されています。料金は、2015年3月現在。

EMS国際郵便の料金の目安
0.25kgまで:490スウェーデンクローネ
0.5kgまで:542スウェーデンクローネ
1kgまで:594スウェーデンクローネ
1.5kgまで:645スウェーデンクローネ
2kgまで:697スウェーデンクローネ
0.5~1kgごとに値段が上がり、20kgまで設定されています。料金は、2015年3月現在。

2キログラムまでの小包の郵送に割安な料金込みの袋や箱

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2キログラムまでの荷物を送るのに利用したい定型の袋や箱

スウェーデンから2キログラムまでの小包を送る場合に割安なのが、スーパーマーケットなどの郵便窓口で売っている郵送料金込みの袋や箱の利用です。袋タイプが封筒サイズ、S、M、L、XL、プレゼント用とあり、箱タイプは、S、Lがあります。送るもののサイズに合わせて袋もしくは箱を購入し、荷物を詰めたのちに、配送の手続きを行います。これらの箱の料金は、国内郵便の場合になっており、国外郵便の場合は、上乗せ料金が取られますので、配送手続きの際にスウェーデン国外に郵送する旨を伝えて、追加料金を支払います。一般の小包と同じように用紙に宛先、中身、およその料金、重さなどを用紙に記入し、控えを必ず受け取りましょう。

袋タイプ
封筒サイズ(229×162mm):100gramまで、5枚セットで 75スウェーデンクローネ 、国外郵便の場合は、14スウェーデンクローネを追加

以下、袋代、郵便代、国外郵便料金代込みの料金を表示。
Sサイズ(210×145mm):2kgまで、55スウェーデンクローネ
Mサイズ(250×200mm) :2kgまで、89スウェーデンクローネ
Lサイズ(350×250mm):2kgまで、165スウェーデンクローネ
XLサイズ(430×300mm):2kgまで、225スウェーデンクローネ
プレゼント用(330×210mm) :2kgまで、109スウェーデンクローネ

箱タイプ
Sサイズ (220×180×75mm) :2kgまで、179スウェーデンクローネ
L サイズ(342×219×129mm) :2kgまで、235スウェーデンクローネ

 

2キログラム以上送るときに便利な「青い箱」

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この青い箱に荷物をいっぱい詰めて送ることができます

2キログラム以上の荷物を送るときに便利な定型の箱が「青い箱」です。箱のサイズは520×320×123mmで、日本へは5キログラムまでなら404スウェーデンクローネ、20キログラムまでなら616スウェーデンクローネで送ることができます。箱代は別料金で、 31スウェーデンクローネになります。送るものによっては、小包を送るよりもかなりお値打ちに送れるので有効に活用したいところです。
 

梱包材料の調達は?

自分で荷物を送る場合、郵送物の梱包材と箱が必要になります。郵便窓口で購入できるのは、前期の料金込みの袋や箱のみになり、箱や気泡緩衝シート(いわゆる「ぷちぷち」)などの梱包材は購入できません。箱や梱包材などは、スーパーマーケットもしくはショッピングセンターなどで購入しましょう。また、郵便窓口には、梱包用のテープなどは置いていない場合が多いので、ホテルなどで行ってから持ち込むことをお勧めします。

スウェーデンの郵便事情、もっと詳しく知りたいという方は、ポストノードのホームページも参考になります。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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