スウェーデン/ストックホルムの観光

ストックホルムをたった2日で制覇する観光コース

長く滞在したい気持ちはありながらも、なかなかそうはいかないのが海外旅行。限られた時間の中でいかに効率良く回るかは旅の大きな鍵になります。たくさんある観光スポットの中から、ここだけは外せないという場所を中心に、2日間でストックホルムを完全制覇する観光モデルコースをご紹介します。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

ストックホルムの定番スポットを巡る2日間観光モデルコース

ストックホルムは、デンマークやノルウェー、フィンランドといった北欧諸国と合わせて訪れる場合が多く、滞在日数が1から2日という場合も少なくありません。限られた滞在時間で効率良く観光する鍵となるのが事前の計画です。そんな時に参考にしてほしいストックホルムのマストスポットをふんだんに盛り込んだ、2日間の観光モデルコースをご紹介します。

1日目 9:30~12:00 ノーベル賞晩餐会の行われる市庁舎(Stadshus)

stadshus

ストックホルムのランドマークの代表、市庁舎

毎年12月10日に行われるノーベル賞授賞式と晩餐会で有名なスウェーデン、ストックホルム。晩餐会の行われる市庁舎は、ストックホルム中央駅から歩いて5分ほどのところにあり、メーラレン湖に面して聳え立つ建物はストックホルムのランドマークの一つとなっています。舎内の見学は45分のガイドツアーでのみとなっているので、まずはどの時間のガイドツアーに参加するかを決めて、チケットを購入しましょう。その後、ツアー開始時間までは、湖に面した美しい庭園での写真撮影をお忘れなく!

夏の間は、市街を一望できる塔も営業しており、こちらもおすすめです。途中までエレベーターで、その後階段になります。狭い塔は最大30人までしか入場できないため、当日販売のみのチケットは限りがあり、混み合う日には朝の時点で売り切れてしまうこともあります。どうしても登りたいという方は、朝9時のチケット窓口オープンと同時に希望の時間のチケットを購入することをお勧めします。

見学後にお腹が空いたなと思う方におすすめなのが、レストラン、スタッツヒュースシャッラレン (Stadshuskällaren)でのランチです。ここではノーベル賞受賞者たちが食べた晩餐会のメニューが味わえます。市庁舎の一角にあり、平日11時30分からランチを提供。お値打ちな値段で美味しい食事を味わうことができます。晩餐会で出されたノーベル賞ディナーを楽しみたい方は、夜のみで予約が必要です。

こちらの記事も合わせてどうそ>>>受賞者気分に!ノーベル賞をたどる1日モデルコース

〈DATA〉
市庁舎/Stadshus
住所:Hantverkargatan 1, Stockholm
TEL:+46(0)8 508 290 58
チケットセンター営業時間:8:30~16:30、英語のガイドツアー は10時から15時の間ハイシーズンは30分ごと、その他のシーズンは1時間ごとに出発。イベントなどによってなくなることもあることをご了承ください。
入場料:大人100スウェーデンクローネ、学生と65歳以上70スウェーデンクローネ、子ども(~11歳)無料、子ども(12~19歳)40スウェーデンクローネ、ストックホルムカードにより入場無料
アクセス:ストックホルム中央駅から徒歩5分。

■市庁舎の塔/Stadshustornet
開館時間:6月~8月9:15~17:15、5月と9月9:15~15:55
入場料:50スウェーデンクローネ、子ども(~11歳)無料、子ども(12~19歳)40スウェーデンクローネ

スタッツヒュースシェッラレン/Stadshuskällaren
住所:Hantverkargatan 1, Stockholm
TEL:+46(0)8 586 218 30
営業時間:月曜と火曜11:30~14:30、水曜~金曜11:30~14:30と17:00~23:00、土曜17:00~23:00
アクセス:ストックホルム中央駅から徒歩5分。

12:00~13:30 ストックホルムの旧市街、ガムラスタン(Gama stan)散策とランチ

市庁舎を見学したら、ガムラスタンと呼ばれる旧市街へ向かいます。メーラレン湖沿いに歩いて行けば15分ほどで旧市街に到着。徒歩での移動が最も効率がよいので、国会議事堂や湖を眺めながら散歩を楽しみましょう。ヨーロッパの旧市街の中でも、最も保存状態がよい中世の街並みを残しているといわれるガムラスタンは、一歩足を入れれば、そこは異国情緒漂う別世界です。狭い石畳の道に観光客が溢れ、所狭しと、お土産物屋さんやカフェ、レストランが並んでいます。

旧市街はそんなに広くないので、ぐるりと散策しながら気に入ったカフェやレストランでランチを。ショッピングもしたいところですが、旧市街のお土産物やさんは夕方遅くまで営業しているところが多いので楽しみは後にとっておき、食事の後は王宮へ向かいましょう。

〈DATA〉
■旧市街(Gamla stan)
アクセス:地下鉄ガムラスタン(Gamla stan)駅下車
 
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