ノーベル賞受賞者の気分を味わえる必見スポット巡り

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1300名ほどの人が招待される華やかな晩餐会 写真:Jeppe Wikstrom/mediabank.visitstockholm.com

ストックホルムと聞くとノーベル賞を思い浮かべる方も多いと思います。毎年12月10日に様々な分野で顕著な功績を残した人物にノーベル賞が送られます。ストックホルムでは、ノルウェーのオスロで渡される平和賞を除く、文学賞、物理学賞、化学賞、医学生理学賞と経済学賞の授賞式ならびに晩餐会が行われます。

12月10日はノーベル賞の創始者であるアルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel/1833-1896)の命日です。ダイナマイトを始めとする多くの産物を残したノーベルは、ストックホルムで生まれ、サンクトペテルブルグやパリで育ちました。ストックホルムの街中で行われた爆発物の実験事故で実の弟を亡くしたノーベルは、「爆発物や火薬の威力を知れば、人々は使用を控えるだろう」という言葉を残しました。彼の意に反して発明は多様な方面で利用されてきましたが、ノーベル賞の最大の目的は「人類の最大の益になるように」とあり、これは平和賞に最も色濃く現れています。そんなノーベル賞の受賞イベント開催地と受賞者気分を味わえる必見スポットをめぐる1日モデルコースをご紹介します。


ノーベル賞授賞式の行われるコンサートハウス(Konserthus)

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ノーベル賞の授賞式が行われノーベル賞の祝賀コンサートや授賞式が行われるホール 写真:Alex Ljungdahl/mediabank.visitstockholm.com

まず訪れたいのは、授賞式が行われるコンサートハウスです。ストックホルムの目抜き通り、スヴェア通り(Sveavägen)と王様の通り(Kungsgatan)の角に位置し、地下鉄ヒュートリエット(Hötorget)駅を降りてすぐのところにある、ブルーの建物がコンサートハウスです。ここは、ロイヤル・ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団の本拠地、そして、ノーベル賞の授賞式を行う場所として、1926年に完成しました。第2次世界大戦下の2年をのぞき、ノーベル賞はメダル、賞状、賞金の小切手とともにここでスウェーデン国王より受賞者に手渡されてきました。授賞式の数日前に祝賀コンサートも開かれます。

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青い建物が目を引くコンサートハウス 写真:Jan-Olav Wedin/Konserthus

コンサートハウスの見学は、ガイドツアーもしくはコンサートのチケットを買って入場するかのどちらかになります。2015年6月中旬から8月中旬には、「ノーベルツアー」というテーマの英語のガイドツアーが1日数回行われました。それ以外の時期には、コンサートハウスの芸術作品を紹介するガイドツアーが毎週土曜日14時に開催されていますが、こちらはスウェーデン語になります。コンサートのチケットを購入しないかぎり、ホール内部の見学が難しいコンサートハウス。花や野菜が並ぶヒュートリエット市場側からの写真撮影と、建物の前に立つ、スウェーデンの有名な彫刻家カール・ミレス(Carl Milles)の「オルフェウスの泉」と呼ばれる作品を眺めたら、次へ移動します。

〈DATA〉
ストックホルム・コンサートハウス(Stockholms Konserthus)
住所:Kungsgatan43/Hötorget12, Stockholm
TEL:+46(0)8 786 0200
開館時間: ガイドツアーもしくはコンサートなどに限って入場可能。チケットセンターの営業時間は、月曜~金曜11:00~18:00、土曜 11:00~15:00
入場料:ノーベル賞ガイドツアー60スウェーデンクローネ(夏季のみ)、芸術鑑賞ガイドツアー80スウェーデンクローネ(土曜のみ)、コンサートの入場料、ガイドツアーはストックホルムカードにより入場無料。
アクセス:地下鉄(Hötorget)駅下車すぐ