複合開発「新宿スカイフォレスト」の「スカイフォレストレジデンス」竣工
免震構造採用の26階建て全361邸 防災機能も充実
JR山手線「高田馬場」駅より徒歩5分の緑豊かな戸山公園に隣接する約2.2ha の広大な地域に業務×住宅×多目的ホールを中心に誕生する新たな街「新宿スカイフォレスト」(住友不動産)。その中の地上26階建て超高層免震タワーマンション「スカイフォレストレジデンス」が竣工しました。もともと、2011年春に着工がスタートしたものを東日本大震災の発生を受けてプロジェクトの見直しを実施。当初3棟構成だったものをオフィス棟(一部賃貸住宅)と分譲マンション棟の2棟構成に。耐震構造だったものを免震構造に変更。非常用電力の稼働時間を確保するなど防災機能を強化しました。
現地を訪ねると「スカイフォレストレジデンス」の敷地地内には、防災用の井戸も設置されています。隣接街区には、オフィス棟が建設中で、防災にも役立つ約7,200平米もの広場が設置される予定です。開発地内には、約4割の緑地スペースが設けられ、隣接街区の戸山公園と連続性を持たせ緑のネットワークが形成されます。
完成した「スカイフォレストレジデンス」の外観は、北面と南面で表情が異なります。ストレートに伸びる北面に対し南面は、雁行型の多面構成のつくりに。スタイリッシュかつ存在感を放っています。
建物内部は、高級ホテルのような上質感あふれるつくり。エントランスホールは、2層吹抜けの上質な空間で、エレベーターホールも石貼りで格調高い印象です。内廊下を採用しており、明るくモダンな印象を受けます。
23階に都心を一望のスカイラウンジを設置
197件が契約済み(3月1日時点) 新宿区約34%、多様な層が購入
「スカイフォレストレジデンス」の23階には、共用のスカイラウンジが設置されています。新宿副都心のビル群をはじめ都心の景色を一望。開放的なビューを楽しめます。1階には、2つのゲストハウスも設置しています。「スカイフォレストレジデンス」の販売は、2014年3月からスタート。販売は、堅調で3月1日現在で197戸が契約済みです。緑豊かな住環境と交通利便性の高さ、複合再開発の資産性と売り主(住友不動産)、設計・施工(大林組)の安心感、免震構造などが評価されています。現時点で、上層階3層は未発売。カラースキームなどが選択可能なカスタムオーダー住戸として、今後販売される予定です。なお、販売スタート時から昨今の市場をふまえ売出し価格は上昇しているとのこと。今の都心のマーケットの一つの姿かもしれません。
契約者の居住エリアは、新宿区が約34%、豊島区・中野区・杉並区・練馬区が約20%、その他東京が約26%、東京以外が約20%と幅広いエリアからの購入があります。年齢層も20代から60代以上と様々で、入居予定が1人以下が約33%、2人が約35%、3人が約18%、4人以上が約14%。周辺に教育施設も多くいろんな人が暮らしやすい場所。利便性が良い点で、高齢層や単身層にも訴求力があります。また、相続税対策的な意向を持つ人もいるようです。
震災後に再度プランニングが練られたマンションは、企画力が高く魅力的なマンションも目立ちますが、「スカイフォレストレジデンス」もその一つといえるでしょう。竣工していることで、部屋からの景色や実際の質感を確認することができるだけでなく、今の低金利を享受できるメリットもあります。価格の上昇トレンドの中では、じっくり販売していくスタイルも増えてくるのかも知れません。