フレンチ/東京のレストラン

神業のカジュアルモダンガストロノミー!セララバアド(2ページ目)

「世界のベストレストラン50」で1位を獲得したことがあるエル・ブジとノーマで修業した経験を持つ橋本宏一氏が、2015年1月20日代々木上原に「セララバアド」をオープンしました。日本におけるモダンガストロノミーの旗手が提供する料理はどういったものでしょうか。

東龍

執筆者:東龍

ブッフェ・フレンチガイド

モダンガストロノミーの秘技を目の前で

セララバアドには前庭があり、エントランスに至るまでにアプローチがあります。邸宅に赴く感じで堅苦しくありませんが、心地よい緊張感があります。

店内は北欧のインテリアが設えられており、柔らかくてカジュアルな雰囲気になっています。オープンキッチンになっていて、カウンター席もあるので、橋本氏によるモダンガストロノミーの秘技を間近で記憶することができるでしょう。
オープンキッチン

オープンキッチン

橋本氏は「モダンガストロノミーをカジュアルに楽しんでいただきたい。季節によってコースを新しくしており、季節中でも何品か変えていくので、いつ訪れても楽しんでいただける。カウンター席では迫力を感じられ、テーブル席ではカップルや友人とはもちろん、ご家族でごゆっくりしていただける」と真摯に話します。

ソムリエを務める竹本美加氏は「世界各国の様々なワインをその時その時でご用意する。モダンな料理に合わせているので、ワインとのマリアージュを感じていただきたい」と述べます。

今回ご紹介するのは、橋本氏のモダンガストロノミーを余すところなく堪能できるディナーコースです。2ヶ月毎に変わり、その期間中も少しずつ変化があるので、いつ訪れても楽しめます。

ディナーコース(税別、テーブルチャージ500円) 6800円

  • トピナンブール
  • 根セロリ 折り鶴 柚子
  • 早春の大地
  • マテ貝 豆 フォルブ
  • 才巻海老のカルドッソ 菜の花
  • ゆり根 トリュフ
  • カレイ 蕪 スモーク
  • ホロホロ鶏 パースニップ 葉玉ねぎ 
  • 冬の湖面
  • ラズベリーソーダ オリーブオイルグミ、フィジーチョコ 京人参のマカロン
上記のメニューは「2015 Winter Menu」です。橋本氏が2015年の冬をどのように表現しているのか、全てのメニューをご紹介しましょう。
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