自己負担増に、どう備える?
加入している健康保険の独自給付や自己負担限度額など、この機会に確認しよう!
■限度額適用認定証の活用
前出のケース紹介では、自己負担限度額の比較をするために、「窓口で一旦、自己負担分を支払う」としましたが、事前に健康保険組合などに「限度額適用認定証」を申請して、保険証とともに医療機関の窓口に提示すると、1カ月分の窓口での支払いが自己負担限度額までとなります。あらかじめ、医療費が高額になると分かっている場合は、「限度額適用認定証」を利用することをお勧めします。
●全国健康保険協会(協会けんぽ):「医療費が高額になりそうなとき」
■医療費控除を利用する
医療機関からもらった領収証は、まとめて保管しておこう!
■加入している医療保険や自治体に、自己負担限度額や独自の医療費助成制度について確認
高額療養費は、加入している医療保険(健康保険組合など)ごとに自己負担限度額(上限)が決められています。勤め先の健康保険組合などによっては、組合で独自に給付制度を設けている場合もありますので、今一度確認をしてみましょう。なお、共働き夫婦が、それぞれ別の健康保険に加入している場合は、それぞれの自己負担限度額が適用され、医療費控除のように、夫婦で自己負担分を合算(世帯合算)することはできないので、ご注意ください。
保健(健康を保つこと)もさらに意識しよう
病気やケガにならないようにすることも大切だよね!
【関連リンク】
●共働き夫婦の医療保険、どうする? 後編
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