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無線LANでDLNAを利用し、スムーズに動画を再生する

無線LANで電波をTVに飛ばし動画を再生すると、動きが一瞬止まってしまうことがある。これは、取りも直さず動画のサイズが無線LANの転送能力を超えてしまったからだ。さて、今回の記事では、スムーズに再生されない動画を如何にして正常に再生するかを解説しよう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

動画がスムーズに再生されない

このTVで動画を再生

このTVで動画を再生

先回の記事では、「無線LANを使い、別部屋のテレビで録画番組を再生する」方法を解説した。これで、DLNAを使って別部屋で録画したコンテンツを再生することができた。

しかし、実際に再生してみると、ガイドの自宅の場合、再生開始数秒後に停止。数秒後に再開。という繰り返しだった。これでは、映画などを快適に楽しめない。

そこで、今回の記事では「動画を如何にしてスムーズに再生するか」を解説していく。いくつかの方法を紹介するので、試すことができる方法から順に実行して欲しい。

無線LANルータを買い変える

以前の無線LANルータ

以前の無線LANルータ BUFFALO「WZR-HP-AG300H」

突然突拍子もない方法を提唱したが、ガイドの自宅の場合、別の解消方法を実行しなくても動画がスムーズに再生された。

以前利用していた無線LANルータは、BUFFALOの「WZR-HP-AG300H」だ。現在は販売していない機種だが「ハイビジョンも家中スムーズ~」とされている機種だ。

事実、「TSUTAYA(ツタヤ)TV」などインターネット動画配信サービスは、なんの問題もなく再生ができていた。しかし、「無線LANを使い、別部屋のテレビで録画番組を再生する」という環境では、送り出し側も無線LANなので、スムーズに再生ができなかった。また、USB-HDDに保存されているファイルサイズは、インターネット経由の動画サービスのそれより大きいと思われる。

最新の無線LANルータ

最新の無線LANルータ

今回、新しく用意したのは、BUFFALO最新の「WZR-1750DHP2」だ。 WZR-1750DHP2が届き、単に接続の設定をして以前の無線LANルータと交換しただけで、動画がかなりスムーズに再生できるようになった。

最近の無線LANルータは、一世代前のルータより性能がよくなっている。BUFFALOであれば、「11nハイパワー」、NECのAtermであれば「ハイパーロングレンジ」という機能で、遠隔地にも強力に電波を伝送できる。

一世代前の無線LANルータや、景品や付録でもらった無線LANルータなどを利用しているユーザは、この機会に交換してみたらどうだろうか。抜群に使い勝手が向上すると思う。事実、いつも別部屋でインターネットのサイトを閲覧している家族から「急にWebページがさっと表示されるようになった。」との報告を受けている。

以下は既存のルータの機能を使った方法だ。順にみていこう。
 
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