ヒートショック対策は、窓の断熱リフォームが効果的
浴室の窓も忘れずに断熱リフォームを。内窓が取り付けられた浴室の様子(プラマードU/YKK AP)
そこで窓の断熱性能を上げるのに手軽なのが、内窓の取り付けです。内窓とは今ある窓の内側に樹脂製のサッシを取り付ける方法で、1ヶ所2時間程度ででき、寒さを防ぐだけでなく、結露防止や防音効果もあります。
また1階の場合は、床下の断熱リフォームも効果があります。床下に潜って断熱材をはめこんだり吹き付けたりするだけででき、工事をしたその日から効果が実感できます。
壁は内外に断熱材を張る、穴を開け中に発泡断熱材を充填する、壁を剥がして中にはめ込む方法など様々な手法がありますので、家の構造や現在の状況、予算にあわせて選びましょう。
築年数からわかる我が家の断熱性能のチェック方法と、冬に暖かい家にするコツは下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
浴室と脱衣室を暖かくするリフォームを最優先に
1部屋の窓は全て断熱するのがコツ。残すとそこに結露が集中する。
洗面所には小さな暖房器具を置きましょう。足元に暖房用のコンセントを増設しておくと便利です。浴室には後付けができる浴室暖房換気乾燥機もあります。また今どきのシステムバスは断熱性能が高いので、タイルの浴室からシステムバスに交換すると、とても暖かくなります。
ただし部屋ごとに断熱リフォームをする場合は、1部屋の中にある窓は全て断熱しておきましょう。1ヶ所だけ残すとそこに結露が集中してしまうことがありますので注意して下さい。
冬に暖かい家であることがヒートショックを防ぎ健康に暮らすコツ
寒い浴室で熱いお湯にザブンと入るとヒートショックを起こしやすい。
まずは脱衣室と浴室を暖め、それからぬるいお湯にゆっくりと入るよう心がけましょう。お風呂に入る前に、熱いシャワーを5分ほど床に当てて流しておくだけでも、浴室内が暖まります。
現代の暮らしでは、冬に暖かい家にしておくことが健康に暮らせる家にするポイントです。ちなみに冬に暖かい家は、夏にエアコンが効きやすい家でもあります。冬も夏も健康に快適に暮らせる家を目指しましょう。
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