『千年の一滴　だし　しょうゆ』と、ドキュメンタリー(3ページ目)

世界のトップクライマーと最下位サッカーチームの世界

『クライマー　パタゴニアの彼方へ』(2014年度作品)
世界的なクライマーであるデヴィッド・ラマが、クライマーにとっての難関であるパタゴニアのセロトーレに挑戦する姿を追いかけたドキュメンタリー。

天候が悪く下山を余儀なくされたり、達成したかと思ったら、先人が残したボルトを使用したから認めないなど、なかなかクリアーに登頂できなかったラマ。彼が諦めずにチャレンジし続ける姿は勇敢ですが、眩暈がするような登頂シーン、天候待ちの忍耐など、クライマーの過酷なプロセスにもうビックリですよ。

自分ならすぐにへこたれると思うのですが、過酷であるほどに燃えるのが、トップクラスのクライマー！　デヴッドの偉業と壮大な眺めは見応えあります。

監督：トーマス・ディルンホーファー　出演：デヴィッド・ラマ、ペーター・オルトナー、トーニ・ポーンホルツァー、ジム・ブリッドウェル

『ネクスト・ゴール！　世界最弱のサッカー代表』(2014年度作品)
2001年のFIFAワールドカップで0対31でオーストラリア代表に破れたサモア代表チーム。そんな世界最弱チームのもとにオランダから鬼コーチがやってきた。基本中の基本から特訓を開始したサモアチームの悪戦苦闘の日々と白熱の試合を追いかけたドキュメンタリー。

サモアチームの選手たち、鬼コーチのキャラクターともに「漫画か？」というほどの濃さ！　選手にはニューハーフがいるわ、監督はものすごいだみ声で怒鳴りまくるわ……。でも選手たちがやる気を見せて、団結し、まとまっていく姿を見るのは爽快！　トップクラスのスーパープレイはないけど、思い切り応援したくなりますよ。

監督：マイク・ブレット、スティーヴ・ジェイミソン

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