パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

フランスの味 PAUL新旗艦店は神楽坂(2ページ目)

「世界中のどこにいてもフランスの本物のパンを召しあがっていただき、PAULを通じてフランスを感じてもらいたい」という5代目オーナーのマキシム・オルデールさんの志により、日本には今、20のプチフランスが展開しています。新旗艦店の神楽坂店を取材しました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド


PAULで人気のパン

フルートアンシェンヌ

フルートアンシェンヌ

定番の人気は「フルートアンシェンヌ」。ほんのりグレイッシュで味わい深い、フランス小麦100%で焼かれた、細いバゲットです。これを食べると、All About読者が選ぶベストパンのイベントのことを思い出します。前年末のベストパン店からパンを10種類集めてそれに合う食材と共にサーヴし、お客さま(読者)に愉しんでもらったのでした。そのイベントのアンケートで一番人気があったのが、このパンでした。個性を主張し過ぎず、どんな食材やシーンでも受け入れることができるおおらかさがよかったのかもしれません。
プチパンも

プチパンも

フルートアンシェンヌは皮のカリカリを愉しむパン。中身のもっちりしたミの部分が多いのが好きな人はナマコ形に焼いた「アンシェン・ポール」がおすすめです。ハード系のパンもPAULが上陸した頃からじわじわと売り上げを伸ばしているそうです。
パンドセイグル

パンドセイグル

PAUL創業の地、北フランスはライ麦の産地でもあります。神楽坂店では週末のみ、ライ麦配合率80%の「パン・ド・セイグル」が店頭に並びます。ルヴァン種を使って焼かれるそれは、ずっしり、もちもちとしてひそかな人気です。
PAUL創設の地、北フランス、フランドル地方発祥のパルミエやタルト・シュクレ

PAUL創設の地、北フランス、フランドル地方発祥のパルミエやタルト・シュクレ

ガトー・ド・ブリュッセル

ガトー・ド・ブリュッセル

創業の地にちなんだ商品は他にも、パルミエやタルト・オシュクレ、そしてベルギーに隣接していることから、ガトー・ド・ブリュッセル(ベルギーワッフル)もあります。
カンパーニュ・フィグノワ

カンパーニュ・フィグノワ


「パン・ド・カンパーニュ」にイチジクと胡桃の入った「カンパーニュフィグノワ」はどの店舗でもベスト3に入る人気。パンが甘くない分、イチジクの甘味が際立ちます。ブルーチーズがよく合います。

写真がありませんが120周年記念で誕生した、創業者の名前を冠した「バゲットシャルマーニュ」、「ミッシュ・シャルマーニュ」はバゲットの生地にセモリナ粉20%入りで軽やか。朝のトーストやサンドイッチにぴったり、いい感じです。
ショソンオポム

ショソンオポム


ヴィエノワズリでは、「ショソン・オ・ポム」が個人的におすすめです。発酵バターが折り込まれたサクサクの生地に、甘酸っぱいリンゴが素晴らしい相性をみせてくれます。
ブーランジェで店長の日馬大志さん

ブーランジェで店長の日馬大志さん


上陸して10数年、日本が国外出店数2位なのは職人さんが優秀だからということもあるでしょう。

小一時間、フレンチな気分に浸りたい時に、おすすめのパン屋さんです。
PAUL神楽坂店

PAUL神楽坂店


PAUL 神楽坂店
住所:新宿区神楽坂5-1-4 神楽坂テラス1F
電話:03-6280-7723
営業時間:10:00~21:00(L.O 20:30)
JR飯田橋駅徒歩5分
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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