長期の全期間固定の金利が低下
2015年1月は、10年固定や30年、35年など長期の全期間固定の金利が低下しました。長期固定の金利の指標ともなる10年国債の利回りは、2014年12月中はほぼ低下し続け、2015年1月6日には一時0.3%を下回る動きになっています。主な金融機関の今月の住宅ローン金利を、変動金利型、10年固定、長期の全期間固定に分けてご紹介します。変動金利型の金利はネット銀行が低い
今月の主な金融機関の変動金利型の金利は次のようになっています。<主な金融機関の変動金利型> ※2015年1月6日時点
変動金利型は、楽天銀行の最低金利が先月より0.03%低くなり0.670%になりました。その他金融期間の変動金利には動きはありませんでした。ソニー銀行の「変動セレクト」・自己資金10%以上の場合で0.539%、イオン銀行が0.57%、住信SBIネット銀行のMr.住宅ローンは0.65%と、ネット系の金融機関の金利が低い状況が続いています。
10年固定の金利は過去最低水準
10 年固定の金利は、各金融機関で約0.1%下がりました。1ヶ月の下がり幅としては比較的大きなものと言えるでしょう。その結果、1%を下回る金融機関が増えました。三菱UFJ信託銀行および三井住友信託銀行の最大引き下げ幅の場合、住信SBIネット銀行のネット専用ローンで0.9%です。その他もほぼ1%に近い金利になりました。<主な金融機関の10年固定> ※2015年1月6日時点
固定期間選択型の場合には、当初の金利に加え、当初期間終了後にどのくらい金利を引き下げてくれるかも重要なポイントになります。特に返済期間が25年以上の長期の場合には、当初低い方が良いのか、将来の引下げ幅が大きい方が有利なのか試算してもらいましょう。
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