コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

テングザルと蛍に会える!ボルネオのリバーサファリ(2ページ目)

ジャングルや野生動物のイメージが強いボルネオ。コタキナバルに旅行に来るなら外せないのがリバーサファリです。マングローブの川を下りながら川沿いの森に棲む動物たちを探すアクティビティはテーマパークの作り物ではない本物のジャングルクルーズ!夜暗くなってからは蛍も見ることができ、コタキナバル発の日帰りアクティビティの中でも一番人気です。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド


どこの川のツアーがおすすめ?

クルーズ

写真はタマウ村。川によって出て来る動物や見え方、船着き場によって食事の内容などが異なります。

リバーサファリの川までは公共交通手段がなく、ボートや食事の手配も必要なためツアーで行くのが一般的です。コタキナバルから日帰りでテングザルと蛍を見に行くツアーの行き先は実は大きく分けて4エリアあり、ひと言にリバーサファリツアーといってもツアー会社によって利用する川、船着き場は異なります。各エリアの大きな特徴をまとめてみました。

・ガラマ川
コタキナバルから約2時間。生息している動物の種類数ではこちらが一番バリエーション豊富です。船着き場が少ないのでボートの数が少なく、静かにリバーサファリを楽しめます。

・クリアス川
コタキナバルから約2時間。ガラマ川の隣の川ですが、ガラマ川より海から入ってくる海水の濃度が高いため、沿岸の植生はヒルギ林中心で、見られる植物、動物の種類はやや少なめ。川幅が広いため大型船でのクルーズも行なわれており団体ツアー客が多めです。

・ウエストン
コタキナバルから2時間半弱。上記二つの川よりちょっと遠め。船着き場の周りの水上集落の風景はなかなか趣があります。こちらも最近は中国系団体ツアーの利用が増えています。河口に近い開けた場所なので夕焼けは綺麗に見えます。

以上3エリアはコタキナバルの南西に位置するクリアス半島内の地域です。これまでコタキナバルから日帰りで唯一テングザルがを見れるのがこれらクリアス半島の川だったのですが、近年コタキナバルの北のコタブル地域でもテングザルの群れが見られるようになり、最近注目を浴びているのがタマウ村でのリバーサファリ。

・タマウ村
コタキナバルから1時間45分。テングザルの数はクリアス半島の川と遜色なく、何よりここは蛍が見物。蛍の数もさることながら懐中電灯の点滅に合わせて蛍がボートに集って来るとても幻想的な体験が出来ます。さらにここのメリットは場所の近さ。特にコタキナバルの北側に位置するラサリア、ネクサスなどのホテルからは、クリアス半島まで片道3時間弱かかる一方で、こちらのタマウ村なら片道1時間の移動で済みます。テングザルを見る川と蛍を見る川が別なので夕食後一旦車での移動を挟みますが、それでも移動時間が断然短く済むのが魅力的。

タマウ村は去年あたりから船着き場が出来始めてリバーサファリのツアーがスタートしたばかりなのでまだガイドブックなどにも全く載っていませんが、今年ブレイクしそうな注目のツアースポットです。

<DATA>
■テングザル&蛍鑑賞リバーサファリ
所要時間:目的地の川により異なるが目安として14:00~21:30
料金:英語ツアーRM200前後、日本語ツアーRM300前後
※2015年1月現在、1リンギット=34円



  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます