コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

テングザルと蛍に会える!ボルネオのリバーサファリ

ジャングルや野生動物のイメージが強いボルネオ。コタキナバルに旅行に来るなら外せないのがリバーサファリです。マングローブの川を下りながら川沿いの森に棲む動物たちを探すアクティビティはテーマパークの作り物ではない本物のジャングルクルーズ!夜暗くなってからは蛍も見ることができ、コタキナバル発の日帰りアクティビティの中でも一番人気です。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

コタキナバルに来たら野生のテングザルを日帰りで見に行こう

テングザル

世界中でボルネオ島にしか生息していない珍しい猿「テングザル」。

ボルネオの動物といえばオランウータン!と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、忘れてはならないのがボルネオ島にのみ生息している猿「テングザル」。天狗のような長い鼻が特徴でちょっとメタボ体型なテングザルは、どことなく愛らしくて見る人をとりこにする動物です。

ボルネオの内陸にしか野生で生息していないオランウータンと違って、マングローブの川沿いに棲むテングザルはコタキナバルから日帰りツアーで野生の群れを見に行くことが出来ます。

リバーサファリではテングザル以外にも様々な動物が見られ、マングローブの大自然も味わえるので、自然好き&動物好きにはイチオシのアクティビティ。トレッキングと違いボートで移動しながらの動物探しなので歩く必要がなく、赤ちゃんから年配の方まで年齢問わず参加できます。

リバーサファリで見られる動物、風景

野生の環境なので、動物園と違って毎回必ず同じ動物に会えるわけではありませんが、会える可能性のある動物をご紹介します。

テングザル2

オスのテングザル

・テングザル
ボルネオ固有種で、長い鼻が特徴。オスとメスで顔立ちや体型がことなり、長く垂れ下がった鼻を持っているのはオスのテングザル。ボスのオスを中心にハーレムを構成し群れで行動します。

リバーサファリでは通常は3~6つ程度の群れに遭遇しますが数、距離などはその日の運次第です。

シルバーリーフ

モヒカン風な頭部の毛が特徴的なシルバーリーフモンキー

・シルバーリーフモンキー
警戒心が強く、川沿いに棲む3種類のサルの中では一番遭遇率が低めです。葉っぱを食べるコノハザルの仲間。

・カニクイザル
東南アジアでは一般的な猿。好奇心旺盛でボートの近くまで出てくることも。

オオトカゲ

木の上で休んでいるミズオオトカゲ

・オオトカゲ
体長1メートルほどもあるオオトカゲ。川沿いの木の枝に寝そべってお昼寝しているかも。

・イリエワニ
川によってはワニも生息しています。ただこの地域で出るワニは1m以下と小型で人を襲うような大型ワニは出ないのでご安心ください。見れたらかなりラッキー。

水牛

川に集まる水牛の群れ

・水牛
ガラマ川では乾季の晴れた日には川の中で水浴びをする水牛の群れを見らます。家畜の水牛、牛、ヤギ、ニワトリなどは、リバーサファリ中だけでなく川までの車移動中にも頻繁に遭遇します。

・オオコウモリ
時期によっては日没後にコウモリが群れをなして川の上を飛んでいく姿を見ることができます。

・野鳥
カラフルなカワセミやホーンビル、ウミワシなどが川の上を飛んでいます。渡り鳥のシラサギ、ツバメなども年間を通して見られますが、日本が寒くなる冬の時期には特に沢山見られます。

・蛍
こちらの蛍は時期に関係なく一年中見ることができます。日本の蛍よりずっと小さく、全く違った光り方をします。写真には写らないのでぜひ実物を見に来て下さい。

ガラマ夕焼け

ガラマ川の夕焼け

・風景
川沿いには森だけでなく、地元の人々が暮らす民家があったり、開けた湿地帯から夕日が見えたり、夕暮れ時の自然の風景もリバーサファリの魅力です。晴れた日の夕焼け、スコールの後の虹、夜は満点の星。毎回変わる風景は何度体験しても飽きません。


>>実は4カ所あるリバーサファリスポット。目的や距離を比較してツアーを選びましょう。

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