今回はこんな質問が届きました
「太い・多い・くせありの髪の毛を柔らかくする方法は?」
Q.太・多・クセ毛でゴワゴワの髪です。いろんな商品を試しましたが、どうしても柔らかい髪になれません。よい方法はありませんか?(30代・パート・アルバイト)
A.シャンプー前、シャンプー後、乾かす前のケアでかなりしなやかに
これね!くせ毛や剛毛をサラサラで柔らかい手触りのよい髪にしたいという悩みは本当に多いんです。でも、残念ながら限界があります……なので、しっかりした髪の毛を自分の個性ととらえて。自分の髪の毛の精一杯の柔らかさや、しなやかさを目指しましょう!まず自分の髪質、状態をきちんと把握しましょう。それによって“手当の仕方”が違ってきますからね。もともとの毛にクセがあって、髪の毛1本1本がうねってしまっている人に、縮毛矯正系のパーマは効果的です。以前に比べ、縮毛矯正も髪のダメージが少なく、仕上がりもナチュラルなものが多くなっていますから美容室に相談してみるといいですよ。ストレートパーマをかけると表面がツルツルと指どおりよく、滑らかになるので扱いやすくなります。
また、髪質や悩みに対応した専用のヘアケア剤をチョイスするというのも大事。相談者の方はクセ毛ですが、ヘアカラーやパーマによるダメージ、水分不足などでゴワついてる場合もあります。その見極めは、美容師さんに聞いてみるのがいちばん。実際にあなたの髪の毛を触っているプロだから、的確なアドバイスがもらえると思いますよ。
剛毛を柔らかくする、簡単3ステップのオイルケア
それ以外で、ホームケアとしておすすめなのは、3ステップのオイルケアです。「シャンプー前」「シャンプーした後」「ドライヤーの後」と3段階で使うと、ゴワついた髪もけっこうしなやかに。やり方としてはシャンプー前に、毛先を中心に髪の毛全体にオイルをつけ、15分ほど放置、そしてシャンプー。この時オイルは少し多めに、髪が少ししっとりするくらいつけましょう。次にタオルドライの後、オイルを少量手にとり毛先中心になじませます。そして、ドライヤーで乾かし、スタイリングした最後の仕上げに手のひらにごく少量のオイルをなじませ、手ぐしで薄く伸ばします。つまり、シャンプー前は“髪の修復”、シャンプー後は“コーティング”、仕上げは“ツヤ出し”ということですね。
くせ毛にはシリコン!誤解が多いシリコンは悪じゃない
ちなみに、巷で「シリコンは髪や頭皮によくない」と悪者扱いされる風潮がありますが、くせ毛には、シリコンが効果ありです。手触りが全然違います。このところ悪者扱いされているシリコンは誤解と偏見があるようですが、決して“悪”ではないんです。最初に言ったように、髪質は変えられないけど、質感や手触りは変えられる。髪の悩みはつきないけど、その分いいモノがたくさん出ています。あきらめずに、上手に使ってよいコンディションにして下さいね!
山本浩未さんのおすすめアイテム
クセ特有の質感に働きかけ内部はうるうる表面はサラサラに
新発想のセラム処方で根元からのクセで洗いにくい地肌と髪にクリーミーな泡でアプローチ。洗うほどに髪が扱いやすくなると評判。イオ セラム クレンジング(シャンプーなめらか クセ毛ケア)サロン専売品 200ml/2000円(税抜)/ルベル/タカラベルモント(株)
ひどくパサついた髪もうるおうアウトバストリートメント
6種のフラワーエキストラオイルを贅沢に配合。濃密な潤いを与える洗い流さないオイルトリートメント。広がってしまう毛先がまとまりやすくなる。ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル エクストラリッチ フィニッシュ 100ml/1900円(税抜・編集部調べ)/ロレアル パリ
山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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