DAIHATSU(ダイハツ)/その他のダイハツ車

ダイハツ・ウェイクの驚きの広さと走りに迫る(3ページ目)

タントというスーパーハイトワゴンを擁するダイハツが、さらに広い室内と荷室を誇るウェイクをリリース。多彩な趣味に対応するシートアレンジやラゲッジは使いがいがありそう。走りも気になるところで、その実力を探ってみた。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

1~2人なら車中泊も余裕でこなしそう

ダイハツ・ウェイク

奥行きよりも高さ方向の広さが印象的な荷室。助手席まで倒せるから長尺物の積載も余裕だし、自慢の高さを活かして自転車なども容易に積載できる


ウェイクを買う人は、走りよりも使い勝手を重視するはずで、シートアレンジも多彩だ。後席は床下に格納でき、助手席もシートタンブル機構でフラットに格納できる。これなら1~2人の車中泊も容易だろう。「軽キャンピングカー」のベース車として各架装メーカーから注目されそうだ。

シートは撥水表皮で、後席背もたれ裏側には防水加工が施されるなど、アウトドアニーズでの使い勝手を追求している。そして何よりも天地方向の高さが軽自動車とは思えないほどの荷室は、テーブルにもなる上下2段調整式デッキボードで天地方向の余裕を有効活用できる。

ウェイクは趣味に応じた多彩なオプション用品を設定

ダイハツ・ウェイク

目を見張るような荷室高の高さだけでなく、荷室下にも深さのあるスペースが用意される


さらに、キャンプや釣り、サーフィンなど用途に応じた荷室の用品を多彩に設定しているのも特徴で、借り出した車両はサイクリング用のオプションが用意されていた。もちろん、自転車は横にしなくても立てたまま積載可能だ。

軽自動車でも広さや積載性を最も重要視したい人には、打ってつけのモデルで、それでも使用用途をハッキリさせておかないと「空気を運んでいる」気持ちになるほど広いのがダイハツ・ウェイク。

ニーズに当てはまれば高く感じないのかもしれないが、価格帯は135万円~187万3800円で、大きくて重めのウェイクには、ターボの走りが欠かせない、安全装備も充実させたいと考えると、「X SA」の166万3200円か「G SA」の174万9600円(ともに2WD)の予算が必要になってくる。

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