ダイハツ・ウェイクの圧倒的な広さ

ダイハツ・ウェイク

ボクシーなフォルムと道具感のあるエクステリア・デザインはかつてのダイハツ・ネイキッドも連想させるが、ウェイクの背高スタイルの思い切りぶりは従来の軽自動車の概念を変えるインパクトがある


規格でサイズに制約のある軽自動車を広くするには、2.0m以下という高さ制限にはまだまだ余裕のある車種が多いだけに、天地方向に伸ばしていくしかない。3.4mの全長と1.48m全幅は大半のモデルがギリギリまで使い切っているからだ。

背の高さで広さを稼ぐ手法は、三菱のミニカトッポをはじめとするトッポ・シリーズが元祖で、最近ではご存じのようにダイハツ・タントやスズキ・スペーシア、ホンダN-BOX、日産デイズルークスや三菱eKスペースとった軽スーパーハイトワゴンのニューモデルが続々と登場している。

タントがあるのになぜウェイクを投入するのか?

ダイハツ・ウェイク

空間効率を最優先させた箱型フォルムで、両側スライドドアを採用。ボディカラーはフェスタイエローのほか8色、ツートンルーフも3色設定している


ダイハツ・タントは軽自動車以外の登録車を含めた新車販売で、2014年上半期ナンバー1に輝いており、タントよりもさらに大きな(背の高い)ダイハツ・ウェイクを投入する、というアナウンスを聞いた際はその必要性が理解できなかったのも正直なところだった。

ハスラーというヒット車を生み出したスズキと軽自動車シェアナンバー1の座を争うダイハツは、ここ数年は、ホンダや日産と三菱連合の追い上げもあり、売れ筋モデルを多く用意しておくのは欠かせないピースなのかもしれない。

ハスラーはそのスタイリングと、ワゴンR譲りの使い勝手や燃費が支持され、必ずしもアウトドアニーズだけではなく、街中メインの人からも売れているはず(むしろ後者の方が多そう)。

ウェイクはハスラーよりも広さや実用性にさらに特化したモデルで、両者はガチンコではないものの、男女を問わず乗れそうな雰囲気と、楽しそうなカーライフが過ごせそうなムードが漂うのは同じかもしれない。

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