これ1台でいいかも

ムーヴコンテフロント
シンプルで完成度の高い印象を与えるスクエアスタイル。新色1色を含む全9色のカラーバリエーションを設定(メーカーオプション2色を含む)

ダイハツの最新作である「ムーヴコンテ」に乗ったら、改めて日本の軽自動車の凄さを認識させられた。もはや私のようなクルマ好きでさえ「これ1台でいいかな」と思ってしまうほどでもある。

ムーヴコンテの狙いは「快適な室内空間」。男性ユーザーより20歳代~30歳代の女性を意識しているそうな。ちなみに背高のボディを選んだ理由を聞いてみたら「4人がキチンと乗れる居住性と居心地を確保したかったからです」。

1台目の試乗車は標準ボディにターボ無しエンジン+4速ATという売れ筋の「L Limited」。走り出して気付いたのは「あらま? ハンドル遠いのね!」ということ。柔らかい座り心地を狙ったシートのなのか、ドライビングポジションがしっくり来ない。

ハンドル位置はディーラーに見に行った際の要確認事項としておく。試乗会でも多くの人から指摘されたらしい。ムーヴコンテのハード面で唯一の問題点かも。出来ればステアリングのテレスコ機構(前後調整)が欲しいところ。

ムーヴコンテリア
コンテ(Conte)には、自分らしい生活を描く“台本”という意味と、Confortable Interiorの略で、乗る人の心地よさを追及したクルマという、2つの意味が込められている

ハンドルの遠さを除くと、文頭に書いた通り、ムーヴ以降のダイハツ製軽自動車と同じく私のように気合いの入ったクルマ好きでさえ納得してしまう高い完成度を持つ。

例えば軽自動車業界で最も新しい3気筒エンジンは、4気筒に近いスムースさと必要十分な動力性能を確保しているし、CVTよりスペック的に見劣りする4速ATも驚くほど滑らかに変速する。

乗り心地はフロントに良質なショーワ製ショックアブソーバーを使うため、サスペンションがよく動いており快適(リアは日立)。これだけの内容で111万3000円(ABSは3万1500円のオプション)なのだから嬉しい。