トラベル英会話

前向きな前置詞forを攻略しよう!(2ページ目)

前置詞は多彩な場面で使われるので、on=~の上に、in=~の中に、といったように日本語と1対1で覚えていると、なかなか使いこなせるようになりません。多種多様な場面に通用する「基本の意味」を覚え、それを応用させていくのです。今回は「~のために」「~の間」など、一見関係ないように見えるいくつもの使い方を持つforの基本的な意味を考えていきましょう。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

 

for があると意味が逆になる!

forは「~に向かって」という「方向」を表すということを説明してきました。前のページで紹介した文は、次のような意味になります。

1)I'm leaving New York!(ニューヨークを出発します!)
2)I'm leaving for New York!(ニューヨークに向かって出発します!)

1)は今ニューヨークにいて、例えばこれから日本に帰るところ。2)は例えば日本にいて、これからニューヨークに行くところ。forがあるかないかで、まったく意味が逆になってしまうわけですね!

前ページの「海外旅行でニューヨークへ。思う存分楽しんだ後、日本へ帰る日となりました。空港に行って、今飛行機を待っているところです」の場合、1)が正しい言い方となります。

toとforの違いは?

「でも、方向を表すならtoでもいいのでは?」と思う人もいるでしょう。確かに、「東京行きのフライト」と言いたいとき、次のように表現することが可能です。

a flight for Tokyo
a flight to Tokyo

実は、forは「方向」を表す際に「出発点」を意識しているので、a flight for Tokyoは「東京へ向かうフライト」という意味になります。一方、toは「到達点」がはっきりしていて、a flight to Tokyoは「東京へ着くフライト」ということになります。では、次の1)と2)の状況では、最初の行動を説明するのに、a)とb)のどちらが当てはまるでしょうか。

1)レストランに行ってその後バーで飲んだ。
2)レストランに行こうとしたが途中でやめてバーに行くことにした。

a)We went for the restaurant.
b)We went to the restaurant.

答えは次のページで!
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