キャリアプラン

現在から未来へ、キャリアプランの描き方(2ページ目)

キャリアは過去から現在そして未来へと続くもの。この時系列の繋がりをベースにキャリアプランニングをする思考様式が重要です。ここでは10年後にどうなっていたいか、参考となるキャリアプランの立て方を紹介。以下の4つの手順を踏まえてキャリアプランニングをしてみましょう。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


3. 未来をイメージする(キャリアゴールを具体化する作業)

ビジョン(目的地)のセッティングでアクションプランは決まる!

ビジョン(目的地)のセッティングでアクションプランは決まる!

いよいよ一番重要なキャリアゴールのセッティング作業です。目線をどこにするかが重要で、ストレッチしたゴールイメージを持つことです。イメージは怖いもので、イメージしたことがMAXになるという性質を持っています。

従って、ジャンプしてぎりぎり指先が届くかどうかを基準にして10年後のキャリアゴールをイメージして下さい。変化の著しい今日、せいぜい予測できる未来は最大10年ほどです。

現在、30歳であれば40歳の未来の自分のイメージを明確化する作業になります。どこにゴールをセッティングするかが重要で、目線をどこに置くかということに繋がります。守りに入り、極めて現実的なゴールセッティングは成長の傾きが鈍化することは理解できると思います。

目線を上げることでそれに辿り着くための戦略・アクションプランはかなりタイトなものになることでしょう。それに没頭することができれば市場価値は確実に向上していきます。

4.現在から未来を考える(ゴールまで辿り着くための道筋を描く作業)

10年後の目的地や理想像が明確になれば、前倒しで5年後→3年後→1年後の目的地を掲げることです。目的地が明確化すれば、あとは辿り着くための道筋を現在から1年後、1年後から3年後という形で近いものから遠いものへと戦略・アクションプランを策定することになります。

計画フェーズと実行フェーズに分かれます。いくら素晴らしいビジョンでもそれを実現に移す一連の行動がなければ成り立たなくなります。ここでは、自分よりも10年年長の人で自分もこうなりたい尊敬できる人をモチーフとして描くことをおすすめします。

ビジョンは能力・キャリア開発のエンジン。この記事を起点に具体的なキャリアビジョンとアクションプランを策定・実行・継続して下さい。



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