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ボリショイ・バレエ 記者会見リポート!(6ページ目)

世界三大バレエのひとつ、ボリショイ・バレエが、約3年ぶりとなる待望の来日を実現! 公演を前に開かれた記者会見には、ウラジーミル・ウーリン総裁ほか主要ダンサーが登壇し、その意気込みを語りました。ここでは、会見の模様をお届けします!

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


Q:今年の夏、マイヨーがボリショイ・バレエに『じゃじゃ馬馴らし』を振付ました。
『じゃじゃ馬馴らし』を踊った感想をお聞かせください。


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クリサノワ

クリサノワ>ボリショイ・バレエにとっては、久々のゼロから始めるプロダクションでした。音楽にしても、振付にしても、ステージづくりにしてもそうです。なので、とても長いプロセスがありました。マイヨーの振付を踊った経験は、とても私自身のためになりました。『じゃじゃ馬馴らし』は彼が自分の劇場のためではなくボリショイのためにつくった作品であり、劇場以外で作品をつくるのは彼にとってもあまりない経験だったと思います。彼自身もいい意味でナーバスになっていましたし、私自身もいい緊張をもってこの仕事に臨むことができました。

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ラントラートフ

ラントラートフ>非常に思い切った演出だったと思います。ボリショイ・バレエのダンサーにとって、少なくとも私自身にとってはとても新しい印象でした。演技が多く、即興を要する演出なんです。自分自身をどう表現していくべきか、考えさせられる作品でした。日本のみなさんにお見せしたら、どのような反応を示すかとても興味深いところです。

ウーリン総裁>決められた振付をただ踊るというよりは、非常に演技力を必要とする演出になっていました。型があるものを踊るのではなく、演じなければいけない、表現しなければいけない部分がとても多かった。日本のみなさんがいつか『じゃじゃ馬馴らし』をご覧いただく機会があれば、ここにいるメンバーの全く違う側面をお見せできると思います。役者として演じること、演技力の素晴らしさをわかっていただけると思います。ボリショイ・バレエにとって、マイヨーとのクリエイションは貴重な経験となりました。マイヨーとの仕事はこれからも続けていきたいと考えています。

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