おすすめ成分

根菜

食物繊維が豊富な根菜類もおすすめ

脂質の吸収を抑える成分は、特定保健用食品(トクホ)としても有名なものもあります。主に、消化の過程で効果を発揮する成分なので、食事の直前、食事と一緒、もしくは食事の直後に利用して、胃の中で食べた物と一緒になるようにしましょう。

代表的な作用と、その効果を持つ成分は、次のようなものがあります。

 
胆汁の働き(乳化)を抑える成分
プーアル茶、

脂質を分解する消化酵素(リパーゼ)の働きを抑える成分
サラシア、ウーロン茶重合ポリフェノール(黒ウーロン茶)、キトサン、海藻ポリフェノール
この他、グロビン蛋白分解物にもリパーゼ阻害効果が期待されています。

脂質が消化酵素(リパーゼ)が触れないよう邪魔する成分
難消化性デキストリン、カテキン

この他、脂質や消化液(胆汁)に含まれるコレステロールの吸収を抑える成分として、茶カテキン、キトサン、植物ステロールやリン脂質結合大豆ペプチド、低分子化アルギン酸ナトリウムなどが注目されています。

トクホとして登場している健康油には、体内で脂肪になりにくいジアシルグリセロールや中鎖脂肪酸、コレステロールの吸収を抑える植物ステロールが豊富なものがありますが、いずれも「普段食べている油と置き換えることで効果がある」というタイプです。置き換え型のダイエット食品と同じで、普段の食生活に追加するだけでは効果は表れないので注意しましょう。

脂質の吸収を抑える=安全・簡単ダイエットではありません

オリーブオイル

オリーブオイルを始め、色々な機能性オイルが登場しています

「脂質が吸収されなければ、簡単に痩せられるのでは?」と思われるかもしれませんが、脂質が吸収されないということは、脂溶性の栄養素の吸収率も下がるということです。また、普段からオイルカットを実践している人は、体の健康を保つために必要な油脂が確保できない可能性もあります。


 
脂肪の吸収を抑えるサプリメントで吸収率が下がると考えられる栄養素
脂溶性の栄養素(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、コエンザイムQ10)
健康に欠かせない脂肪酸(DHA、EPA、機能性オイルに含まれる脂肪酸)

大切なのは、健康に欠かせない油脂をきちんと食べ、吸収すること。これらの栄養素には、体内で脂肪が酸化されるのを防いだり、中性脂肪が増え過ぎるのを防いでくれる働きもあります。また、油脂をとることで作られるコレステロールも、細胞膜やホルモン、ビタミンDの材料として必要な栄養素です。必要な分を、質の良い油で摂ることが健康と美容のためには欠かせないのです。

ですから、どんな油脂でも吸収を抑えてしまうサプリメントは、一時的な効果は得られても、長期的な健康という意味ではデメリットがあります。つまり、安全で簡単なダイエットサプリとは言えません。どうしてもこれらの栄養素と併用したい場合は、他のサプリと摂るタイミングをずらす(夕食でオイルカットサプリ→他の栄養素は朝昼食後)など、胃腸で一緒にならないような工夫をしましょう。

脂質の消化・吸収を抑えるサプリメントは、常用するのではなく、「今日は特別」という日だけ上手に活用してくださいね。


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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。