VW(フォルクスワーゲン)/ポロ

新型に移行したVWクロスポロの走りに注目

VWポロをベースにSUV風のエクステリアと専用カラーなどを設定したクロスポロは「少し違うポロ」を欲しい人に訴えるコンパクトカーであり、コンパクトSUVでもある。気になる専用装備と走りはどうだろうか?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

遊び心と上質さを備えたクロスポロ

VWクロスポロ

クロスポロは全長4000×全幅1710×全高1490mmで、「ポロTSIコンフォートライン」の全長3995×全幅1685×全高1460mmよりも少しだけ大きくなっている。ホイールベースはともに2470mmで当然ながら同値


自他ともに欧州Bセグメントのベンチマークと認めるコンパクトカー、フォルクスワーゲン・ポロ。その魅力は、内・外装のしっかりした作り込みと質感の高さ、コンパクトカー離れした高速走行時の安定性などいくつもあるが、少し優等生すぎて遊び心はもう少しという印象。もちろん、そこがフォルクスワーゲンらしさでもあるのだが。

2014年夏にビッグマイナーチェンジを受けたポロは、安全装備の最新化や内・外装のリフレッシュ、ボディカラーの変更などにより、さらに上質な雰囲気をまとっている。さらには、速さもエコ性能も備えた「Blue GT(ブルーGT)」も「新型(実質的にはビッグマイナーチェンジ)」になり、そして今回、2014年11月6日に、「CrossPolo(クロスポロ)」も「新型(ビッグマイナーチェンジ)」に移行した。

クロスポロの魅力といえば、ベース車のポロにSUV風のエクステリアを与え、少し高めの車高とロードスクリアランス、大きめのタイヤを履きながらタウンユースがメインらしい上質さを失わないムードが身上で、ベース車と違ったオレンジなどのポップなボディカラーも魅力だ。

新型クロスポロは、内・外装のデザインはベース車に準じて上質さに磨きをかけている。もうひとつの特徴であるボディカラーは、今回のビッグマイナーチェンジでポップからシックな色合いに変わっているのもニュース。

新型クロスポロの専用色

VWクロスポロ

クロスポロの最低地上高は145mmで、ベース車の130mmよりも15mmだけ高くなっている。車両重量は1160kgで、ベース車よりも30kg重い


訴求カラーのオレンジは、落ち着いた雰囲気の「ハニーオレンジメタリック」になり、ほかにも「チタンベージュメタリック」を新色として設定。さらに、ポロでも人気の「フラッシュレッド」、「ディープブラックパールエフェクト」、「リフレックスシルバーメタリック」もラインナップし、全5色を用意している。

内装色もボディカラーにより「ベージュ」、「グレー」、「レッド」の3色が組み合わされ、シートのサイド部やシフトレバーのステッチなどがそれぞれのカラーにコーディネイトされる。

次ページは、クロスポロの安全装備と走りについて
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