VW(フォルクスワーゲン)/ビートル

オシャレな4座オープン、ザ・ビートル カブリオレ発売

新世代ビートルの2代目となるザ・ビートルに待望のオープンモデルが追加された。ベースであるザ・ビートル自体が、前身であるニュービートル カブリオレに対して多くの部分が進化していることに加え、このカブリオレも完全自動化されたソフトトップの開閉機構をはじめオープンカーとしての機能が向上している。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

ひとめでわかるルックスを踏襲しつつ大幅に進化

VW ザ・ビートル カブリオレ

全長4270mm×全幅1815mm×全高1485mm。ホイールベース2535mm。車両重量1380kg

日本でも人気を博した「ニュービートル」のあとをうけ、2012年4月に発売された新世代ビートルの第2世代モデルが、「ザ・ビートル」と改名されたのはご存知のとおり。そのザ・ビートルの発売から約1年、クローズドルーフモデルに加えて、2013年3月に待望のカブリオレが発売されました。

日本に導入されるのは、エクステリア各部にクロームのモールを配したり、レザーシートを標準装備した上級仕様の1グレードのみで、ベースモデルのレザーパッケージに対して72万円高となる、375万円の価格設定となっています。
VW ザ・ビートル カブリオレ

遊び心に満ちたインテリアは、インパネやステアリングホイールトリム、ドアトリムをボディ色とコーディネート。内装色はボディ色との組み合わせによってブラックかベージュとなる

まず、前身のニュービートルについて述べると、当時の4代目ゴルフをベースに、往年の「タイプ1」すなわち通称ビートルを模したデザインのボディを、やや無理をして載せたという成り立ちのクルマ。そのため運転席からフロントスクリーンまでがやたら遠かったり、フロントタイヤの位置が掴みにくく、後席やトランクが狭いなどと、いろいろなところに微妙に破綻をきたしている印象があったのは否めません。これに対して新しいザ・ビートルは、前身のニュービートルで違和感を覚えた部分の大半の問題点が解消されています。

それでいて、ひとめでビートルとわかる愛らしいルックスを踏襲しながらも、周囲にLEDを配した丸いバイキセノンヘッドライトを持ち、ボディサイズのわりに外径の大きなタイヤを履き、それを覆う丸いフェンダーアーチなどが与えられた特徴的なエクステリアは、よりワイド&ローフォルムになり、前身のニュービートルに対して、ちょっとスポーティな雰囲気を身に着けました。このスタイリングを見ただけでも「欲しい!」という人は大勢いることでしょう。そしてそこに、さらにオープンカーとしての魅力が加わったのが、「ザ・ビートル カブリオレ」です。
VW ザ・ビートル カブリオレ

トランクルームスペースはニュービートル カブリオレに対して24リットル増となる225リットルの容量。リアシートは分割可倒式となったおかげで長尺物も積めるようになった


 

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