2日目 住人気分で上海の街歩き

2日目は時間がたっぷりあります。ハイセンスな旧フランス租界エリアからローカルエリアまで、街歩きをしながら上海の素顔に触れる旅を。

9:00~ 文化の薫る思南路界隈へ

中華まん

ほとんどの種類が一つ1.2元と格安。早朝からオープンし、午前中に売り切れてしまうことも。

旧フランス租界地区にある思南路周辺は、著名人の旧宅などが点在し、アカデミックな雰囲気が漂う通りです。「陝西南路」駅を下車し、淮海中路から思南路に入って南方向に歩いてみましょう。
朝ごはんは軽めに中華まんはいかが?思南路から南昌路に少し入ったところにあるローカルの点心屋さん「劉師傅饅頭」(南昌路212弄)は好きな一軒。肉まんもおいしいですが、上海らしい味といえば香△(草かんむりに姑)菜包(シャングーツァイバオ)です。ナズナなどの葉物野菜と干ししいたけ、干し豆腐を刻んで混ぜた上海街角グルメの隠れた定番です。

思南路

思南路は淮海中路から田子坊のある泰康路まで続きます。

皐蘭路に入ったところには復興公園の入口があります。租界時代につくられた中国唯一のフランス式公園とされ、花壇が美しい公園です。朝早くから年配の方々が集まって運動をしたり、お茶を飲んだり、思い思いに過ごす様子が見られます。

激動の中国近現代史に名を残した人の足跡が点在しているのも上海の魅力です。香山路を曲がったところにある孫文の旧居「孫中山故居」はぜひ訪れてほしいスポット。瀟洒な一軒家の洋館住宅で、孫文が所有していた書籍や家具などが残されています。見学料は一人30元です。


思南公館

2011年に登場した思南公館は外灘や新天地とも異なる雰囲気。ここにしかないお店が多数入っています。

復興中路との交差点まで歩くと「思南公館」というエリアが現れます。リノベーションした昔の洋風住宅が並ぶスポットで、現在も拡張中です。中にはカフェやレストラン、ジョニーウォーカーによるウイスキーの会員制サロンなどが入っているほか、ホテルやサービスマンションの棟も併設。上海セレブのハイエンドな暮らしを垣間見ることができます。

農民画のギャラリー「D.ART GALLERY」も思南路沿いにあり、10時からオープンしています。
思南路界隈だけで午前中を過ごせますが、もっとローカルな雰囲気も楽しみたいという人は駆け足で虹口エリアまで足をのばしてみましょう。


11:00~ 歴史を感じられる虹口エリアを散策

多倫路

多倫路は見所が多いストリート。短い通りなので散策に最適。

少し移動距離がありますが、タクシーで虹口エリアへ。この界隈はかつて日本人の居留地があった場所。歴史に興味がある人はぜひ訪ねてほしいスポットです。日本とのゆかりが深い中国の文豪・魯迅の旧宅や、魯迅と親しかった内山完造(1885~1959年)が開いた内山書店跡もあります。詩人の金子光晴が暮らしていたのもこの界隈。多倫路にはレトロな骨董店や書画店、工芸品のお店などが並んでいます。
魯迅公園も2014年に改修工事が終わりました。上海人のパワーが感じられること間違いなしの、庶民的でエネルギッシュな公園です。


13:00~ 晶采軒で飲茶ランチ

晶采軒内観

デパートの中とは思えない開放感のある空間。

「虹口足球場」駅から地下鉄で「静安寺」駅へ移動し、Reelというデパートへ。2014年にオープンした飲茶が評判のレストランでランチをしましょう。混んでいますが、午後1時以降ならそれほど待たずに入れることが多いです。広東系飲茶と上海・江南地方の料理が味わえます。

<DATA>
■晶采軒
住所:南京西路1601号 Reel 3F
TEL:021-6472-1717
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00
アクセス:地下鉄2、7号線「静安寺」駅より直結(レストランへは一度地上へ)

コルソコモ

10 Corso Comoのカフェは食器もおしゃれ。

静安寺の周辺はケリーセンターやシャングリラホテルがオープンし、2013年以降、景色が様変わりしました。ミラノ発のセレクトショップ「10 Corso Como」(南京西路1717号)もでき、4階建ての建物にはファッションのほかギャラリーやレストラン、カフェも一体になっています。おしゃれに敏感な人たちが集まるスポットになっています。