牧先生は二代目で見事に花開きました。
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(C) TOKIKO FURUTA
“手がキレイに見えないからバレエは辞めちゃおう”というのではなく、バレエが好きなら“どうやったらキレイに見えるか”と食い下がってくる子を育て
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(C) TOKIKO FURUTA
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(C) TOKIKO FURUTA
一位をつくってはいけないという風潮があるけれど、みんなで一位になるなんてありえないし、才能なんて生まれたときからみんな別々です。バレエの才能は弱かったかもしれないけど、その代わり別の才能があるかもしれない。きちんと才能を見分けて、育てていく国営の芸術学校がひとつあればいいのですが、日本はなかなかそこまでいかないというのが実情です。だからみんな外国に出てしまう。科学者でもなんでも海外の方が理解が違うと言って、才能がどんどん流出していますよね。時代が変わっていますから将来的にどうなるかわからないですけど、みんな平等にという感覚では、政府も優秀な子を育てるのは難しいと思います。
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(C) TOKIKO FURUTA
A.M.ステューデンツを通し、牧先生が今後のバレエ界に望むものとは?
牧>A.M.ステューデンツで学んだひとたちがいろいろな場所に広がって、いろいろなバレエ団で活躍していってくださればいいですね。いいダンサーが育ち、いろいろな場所で活躍すること。そこに、私がやってきたことの意義があるのではないかと思っています。
(C) TOKIKO FURUTA