羊にまつわることわざ、慣用句
群羊を駆りて猛虎を攻む
狗肉とは犬の肉のことをいい、羊の頭を看板に掲げながら、実際には犬の肉を売ってごまかすことから、見かけと実質が伴わないことのたとえ。立派なものをおとりに使い、実際は粗悪なものを売ることのたとえ。
・羊質虎皮(ようしつこひ)
実際は羊なのに虎の皮をかぶっているの意味から、外見だけは立派だが、それに実質が伴っていないことのたとえ。
・羊に虎の皮を着せたよう
弱い者が強がったり、愚かな者が利口ぶること。
・群羊を駆りて猛虎を攻む(ぐんようをかりてもうこをせむ)
たとえ力が弱くても、集合すれば強い力を発揮できるということ。
・羊の皮をかぶった狼
外見は非常におとなしいが、本性はその逆であること。
・亡羊の嘆(ぼうようのたん)/多岐亡羊(たきようぼう)
学問の道は多方面に分かれているため、真理に到達するのは難しいということ。転じて、方針がいくつもあって選択に迷うということ。中国戦国時代、羊が一匹逃げた際、大勢の人が追いかけたが、道がいくつも分かれていたため取り逃がしてしまった。それに対して思想家の楊朱が「学問の道も同様で、いくつもの道に分かれているので、真の道がわからなくなる」と嘆いたという故事に由来しています。
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