一人暮らし/一人暮らしの食材使い切り術

一人暮らしの食材使いきり術 保存編(3ページ目)

買った食材が使う前に傷んでしまったり、作った料理が食べきれないというのは一人暮らしによくある悩み。最後までしっかりと食べきるための上手な保存のコツと、食材保存のための整理整頓術をお届けします。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


『早く食べ容器』を用意する

早く食べ容器

中途半端に残った食材や傷みそうな食材など、早く食べきってしまいたいものは別に分けて入れておきましょう。料理をする前に、この容器をチェックする習慣をつけると◎

冷蔵庫の中が整理整頓されたら、「そろそろ食べなきゃ!」と思う食材に気づくことも増えてきます。でも、それに気づいただけで、また冷蔵庫に戻してしまったら、意味がありません。すぐに調理できるときは調理を、でも、それが難しいときはわかりやすいように『早く食べ容器』に移しておくのがおすすめです。

『早く食べ容器』はその名の通り、早く食べなきゃ行けない食材の保存場所。買い物に行く前や料理をする前に必ずその容器をチェックする習慣をつけると、使い切り度がアップします。冷蔵庫だけでなく、常温保存できる食材についても用意しておくと、食べ忘れが減りますよ。

ちなみに、『一人暮らしの食材使いきり術 料理編』では、使い道の思いつかない食材を刻んで保存しておく「『刻み野菜専用冷凍保存容器』を提案しています。ただ保存するだけでなく、もう一手間加えておくと、さらに食材の使い勝手がよくなります。

乾物や粉もの、調味料は分類して収納する

収納棚の分類

乾物や粉もの、製菓用食材などを分類して収納。奥のものも取り出しやすいようにケースに入れて、食材は立てて保存します

乾物や粉もの、調味料などは生鮮食品よりは長く保存できる分、かえって油断して賞味期限を大幅に過ぎ、かといって腐っているようにも見えないだけに捨てるタイミングも失ってしまいがちです。この先食べることのない食材や調味料を抱え込んでいては、収納スペースに余裕がなくなるだけでなく、食べない食材をさらに溜め込んでしまう可能性大。

いつ封を切ったかわからなかったり、賞味期限の大幅に切れた食材があるときは、まずそれらを処分して。次に残った食材を用途ごとに分類します。例えば、粉類(小麦粉・片栗粉・塩・砂糖など)、乾物、レトルト・インスタント食品、缶詰・瓶詰、おかし、飲み物といったように用途や形状で分けていくと、使いやすいです。分類ごとに収納しておくと、「すでにストックがあるのにまた買ってしまう」ということも少なくなります。

箱・パッケージを捨ててしまう

パッケージは捨てる

要らないパッケージは外してから収納するとスッキリ。必要なときにもさっと取り出せます

例えば、複数の小袋が大袋に入れられている鰹節や、紙の箱の中に入ったわさびやからしなど、これらの箱やパッケージは食品の保存にも影響がないもの。こういったものは買ってきた時点で捨ててしまうと、使いたいときにさっと取り出すことができ、スペースの無駄もなくなります。意外と「開けるのが面倒…」なんていう理由で、いつまでも食べずにおいてあったりするものもあるかもしれません。

ただし、外箱や外袋を取ってしまうと何が入っているのかわからなくなってしまうものや、立てておけずに収納しにくくなってしまうようなもの、湿気たり傷みやすくなるものは、そのままでもOKです。

『モッタイナイからとっておく』はNG

いただきものの高価な食材やお菓子など、「食べちゃうのがモッタイナイ! 記念日に食べよう」と取っておいて、そのまま賞味期限が過ぎてしまったなんてことはないでしょうか。食べものに関しては「モッタイナイ」はNG。ほとんどの食材は置いておけば置くほど、劣化が進み、美味しくなくなっていきます。美味しいものは美味しいうちに食べるのが一番。モッタイナイと言わず、すぐにいただきましょう。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで一人暮らし関連の商品をチェック!楽天市場で一人暮らし関連の商品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます