「東洋一の海水浴場」の玄関口は登録有形文化財
重要文化財である南海「浜寺公園」駅。残念ながら新設が決定されている。
阪堺線終着駅の「浜寺駅前」駅。駅名に“駅前”って・・・・・・
「浜寺公園」駅の駅舎は、明治時代に建築されたもので今でも現役駅舎として利用されています。設計者は辰野金吾という明治・大正時代に活躍した有名建築家。名前を知らずとも日本銀行大阪支店の設計をした建築家と聞けば往時の評価がわかるはず。
「浜寺公園」駅は第一回近畿の駅百選に選ばれ、国の登録有形文化財にも登録されていますが、残念なことに南海本線連続立体交差事業により新しい駅舎が作られることが決定しています。旧駅舎は移設されるとの事ですが、今の風景を見る事が出来るのもあとわずかです。
ちなみに北側の隣駅である南海「諏訪の森」駅の駅舎も登録有形文化財。隣り合う駅(しかも歩いて15分程度の距離!)がどちらも文化財に指定されているなんて、街の持つ文化資本の高さを感じます。
大阪ミナミへ30分圏内、買物施設も不便は無。
お隣(北側)駅である「諏訪の森」駅。駅前には「イオンタウン諏訪の森」がある。
JR線利用の場合は、南海線で和歌山方面へ一駅移動し「羽衣」駅で下車。JR阪和線、といっても実際には支線のような「東羽衣」駅を利用するか、自転車(or徒歩約20分)でJR「鳳」駅を利用するか、となります。
買物施設は、地元商店街がありますがスーパー・デパート類は無。「閑静な街並み」とのトレードオフです。しかし南海「諏訪の森」駅近くの「イオンタウン諏訪の森」へは徒歩10分強であり、JR「鳳」駅周辺や南海線と並行して東側を走る国道26号線(第二阪和国道)沿いには大規模商業施設やドラッグストア、ファミリーレストランなどが多くあり、地元商店との使い分けができそうです。
それでは次のページでは周辺の閑静な街並みを写真中心にご紹介いたします。