獅子舞 ~谷一帯の紅葉に包まれて

次第に道は登り坂になります。暗い森を抜けると……辺りがパアッと明るくなり、辺り一面、赤や黄色の色彩の海。例年12月1~2週ころ、紅葉したモミジの葉が、天井を覆うように谷一面を赤く染めます。
天蓋のように頭上を覆うモミジ

天蓋のように頭上を覆うモミジ

さらに登っていくと、大きなイチョウの木が。11月終盤ころから黄葉し、落ち葉の黄金色のじゅうたんもまばゆいばかり。
紅葉に包まれた獅子舞の谷

紅葉に包まれた獅子舞の谷

山の手入れが少なくなっている鎌倉の山では常緑樹の生える森が多いため、モミジなどの紅葉する木がまとまって生えているところは多くありません。しかし、そうした中で、この獅子舞は谷一帯の紅葉が見られる貴重なところ。自生はしていないイチョウの大木があることから、誰かが植えたものなのではとも考えられています。
獅子の顔のような岩を探してみて

獅子の顔のような岩を探してみて

登る途中の左手に、獅子のような形の苔むした岩があります。この岩が元で、「獅子舞」という谷の名がついたとか。獅子の岩探しにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。


天園 ~鎌倉を囲む山並みや海を見晴らして

滑らないよう注意しながら、最後の急な坂を登って…一番上の天園(てんえん)に到着!
天園からの見晴し

天園からの見晴し。手前に獅子舞の紅葉が

南に視界が開け、鎌倉の三方を囲む山並みや、海が見晴らせます。六国峠とも呼ばれるところです。先ほど登ってきた獅子舞の紅葉も、眼下の緑の山並みの中に、赤や黄色の帯になって連なっています。ここでちょっと一息つくことをおすすめします。体力的・時間的にこの辺で帰途へ……という方は、同じ道を引き返すか、または1つ東の山道を下り、瑞泉寺へ降りるのが近道です。