永福寺跡 ~つわものどもが夢の跡

鎌倉宮のトイレ脇の道から境内を出て左折し、車道を北へ歩いていきます。突き当り手前に、左に「永福寺跡(ようふくじあと)」の野原への入口があります。もし門が開いていたら、入ってみましょう。
のびやかな野原が広がる永福寺跡

のびやかな野原が広がる永福寺跡
 

のびやかな野原に、建物の礎石跡などが復元されています。ここは源頼朝が、義経や奥州征伐で亡くなった武将たちの魂をなぐさめようと建立した永福寺があったところ。平泉の中尊寺を模した壮麗なお堂で、二階建ての建物だったことから、この辺りが二階堂という地名になったともいわれます。

源氏、北条氏の将軍や執権が訪れ、和歌やけまりを楽しんだとされますが、応永12年(1405)に火災で消失して以来、再建されることなく野原が広がっていました。2014年現在、鎌倉市が庭園跡を復元しているところです。

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■永福寺跡
住所: 鎌倉市二階堂178
アクセス: 大塔宮バス停から徒歩約10分
ホームページ:http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/treasury/yohukuji_cg.html


いよいよ山道へ ~亀ヶ淵から獅子舞の谷

永福寺跡を出たら、瑞泉寺方面には行かず、進行方向左手の、二階堂川に沿って歩いていきましょう。Y字路は右手の道を選びます。そのまま歩いていくと、やがて土の道へと変わります。畑の脇を通り、森の中へ。
幽邃な亀ヶ淵の沢筋を歩いて

幽邃な亀ヶ淵の沢筋を歩いて

道の脇を川が流れ、幽邃な渓谷の雰囲気。亀ヶ淵(かめがふち)と呼ばれるところです。夏なら子どもの水遊びにもちょうどいい水辺。森に降った雨が土にしみこみ、低いところからしみ出した「しぼり水」で、辺りはいつも湿っています。土がぬかるんで歩きにくいので、滑らないよう気を付けながら、沢筋ハイキングを楽しみましょう。
地層が凸凹になった岩壁がせり出す

地層が凸凹になった岩壁がせり出す

やがて、大きな地層のある岩壁が道の両脇に続くところに出ます。まるで、太古の世界に迷い込んだよう。