無線LANの環境をよくするには
旧無線LAN
(1) 5GHz帯の11aを利用してみる
(2) 最新の11ac機器を導入する
(1)の場合は、設定を見直すだけでよい。(2)の場合は、費用がかかるが、現状リーズナブルな11ac機器も販売されるようになってきている。本記事では、上記の2つの点について検証をしながら詳しく述べることにしよう。
まずは、11aの利用について検証して行こう。
5GHz帯の11aを利用する
無線LANには、2.4GHz帯を利用する11gや11n、そして5GHz帯を利用する11aという規格がある。11aは直進性の高い電波を使い、見通しのよいところであれば11gや11nより高速にアクセスできる。さて、どの程度変わるのだろうか。iPhone 5で実際に検証してみよう。利用した機器は、Buffaloの旧機種である「WZR-HP-AG300H」で、IEEE802.11nとIEEE802.11aに対応している。
■検証1:同じ部屋の中つまりワンルームマンション
まずは、11nの速度を計測してみよう。
「設定」→「Wi-Fi」で設定を確認。Gと表示されていても子機がiPhone5なので11nで接続されている。
同じ部屋内で11nの速度。RBBTODAYを利用して速度を計測している。下り速度を参照のこと。
結果は、42.83Mbps。まずまずの速度だ。
次に同じ条件で11aの速度を計測してみよう。
「設定」→「Wi-Fi」で設定を11aに変更する。
11aの速度。
11nの42.83Mbpsに対し、11aでは81.46Mbpsものスピードが出ている。同じ部屋の中なら11aを利用しない手はない。ただ、親機と子機共に11aに対応している必要がある。一度手持ちの機器を確認してみよう。
次に、離れた場所での速度を計測してみよう。