クロアチア/クロアチア基本情報

クロアチアのアパートメントホテル・ソベ(2ページ目)

スプリットやドブロブニクなど、アドリア海沿岸の街でよく見かける「アパルトマン」や「ソベ」といった表示。クロアチアでは一般的なこれらの宿泊施設は、長期滞在者や宿泊費を抑えたい人にピッタリ!ここでは「アパルトマン、ソベって何?」「どんな宿泊施設なの?」「料金体系は?」「予約の方法は?」など、クロアチアのアパルトマン(アパートメントホテル)やソベについての基本情報をお伝えします。

小坂井 真美

執筆者:小坂井 真美

クロアチアガイド


ホテルと異なる点

クロアチアの民宿

シーツの洗濯や交換を希望する場合は有料となる場合がほとんど


ソベやアパルトマンがホテルと大きく異なる点は、基本的に24時間対応のレセプションやお部屋の掃除サービスがないということ。長期間滞在する場合、ホテルでは毎日お部屋を掃除してくれますが、ソベやアパルトマンでは長期間滞在する場合でも、基本的に掃除は自分で行う必要があります。また、シーツやタオルの交換もなく、交換を希望する場合は有料となることがほとんど。そして、ソベやアパルトマンでは一般的に朝食は付いてきません。

給湯タンク

シャワー時にお湯を使い切らないように、タンクの目盛りに気をつけましょう

また、ホテルでは「シャワーを浴び続けているとお湯がなくなった」ということはまれですが、アパルトマンやソベでは、シャワー時のお湯の使いすぎにご注意を。特に数名続けてシャワーを浴びるとお湯がなくなるケースがあります。これは、多くの場合、頭上に設置された小さなボイラーでお湯を沸かしており、1回に使える量に限りがあるためです。そのため、お湯がどれだけ残っているか、タンクのメーターを少し気にしながらシャワーを使うようにしましょう。

また、ホテルと異なりシャンプーやハンドソープなどのアメニティは設置されておらず、ヘアドライヤー、中には稀にタオルもないというところもあります。次にソベやアパルトマンに滞在する際に用意しておきたいものをお伝えします。

アパルトマンやソベに泊まる際に用意しておきたいもの

アパルトマンやソベの多くは、部屋にハンドソープやタオルは最低限用意されていますが、なかにはこの2つさえないところもまれにあります。クロアチアでアパルトマンやソベに滞在する予定の際は、事前にどんなものが部屋に用意されているのかをチェックした上で、必要なものを用意するようにしましょう。

宿泊費の目安

クロアチアの民宿

宿泊費はシーズン、宿泊人数、宿泊日数により異なる


一般的に宿泊費はひとり頭の値段ではなく、(もちろん定員人数の設定はありますが)1泊1室いくらという設定なので、人数が多い場合、ホテルと比べるとかなり安く泊まることができます。宿泊費はシーズン、宿泊人数、宿泊日数により異なります。ホテルと同様、特にアドリア海沿いの街では夏、特に7月、8月のハイシーズンが1年の中で一番値段が高くなり、オフシーズンと比べると2倍以上するところも。宿泊人数や宿泊日数の他に、部屋の大きさ、設備、都市、立地により値段は実に幅がありますが、標準的な設備で観光地から徒歩圏内のアパルトマンであれば、以下の値段が目安となります。

・10月半ばから4月頃:20ユーロ~40ユーロ
・5月から6月、9月から10月上旬頃:50ユーロ~80ユーロ
・7月、8月頃 :75~100ユーロ

※上記の目安の値段は1泊ひと部屋あたり(1名~3名での利用)の値段です
※ソベの場合、上記のアパルトマンの値段より30%~40%差し引いた値段を目安にしてください。

上記の宿泊費はあくまでも目安。なかにはもっと安く泊まれるところもありますし、高級アパルトマンだと上記の値段よりもずっと高いところもあります。また、連泊すれば安くなったり、うまく交渉すれば特別に割り引いてもらえることも。一方で特にハイシーズンでは最低宿泊日数が定めされていることもあり、1泊や2泊だけではお断りというところもあるのでご注意下さい。

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