マレーシア、コタキナバルの通信事情
ショッピングセンター内の携帯ショップ。売られているのは携帯本体、SIMカード、リロード用のプリペイドカード、ケースやグッズなど。3000円以内で買える安い機種から高機能なスマートフォンまでいろいろあります
コタキナバルというとジャングルや秘境のイメージが強いかもしれませんが、意外にも通信網は整備されていて、街中ではWi-Fiのサービスがあちこちで提供されていますし、キナバル山の頂上やリバーサファリの川の上でも携帯の電波が入ります。
お手持ちのスマホをコタキナバルでもフル活用させるためのポイントをご紹介して行きます。
マレーシアでの電話のかけ方
ネット接続の話の前に、まずは基本の電話のかけ方を説明しておきましょう。■マレーシアの番号に電話をかける場合
マレーシア国内からかける分には、固定電話からでも日本の携帯からでも、そのままの番号にかければOKです。
ちなみに088から始まる番号はコタキナバル市内の固定電話の番号。011、013、016、019など01から始まる番号はマレーシアの携帯の電話です。
■日本の番号にかける場合(自分の携帯、同行者の携帯を含む)
日本の国番号+81を押してから頭の0をとった番号にかけます。
日本の携帯をそのまま使うとどうしても通話料が高くなるので、頻繁に電話を使う予定の方は後述のマレーシアの通信会社のSIMカードを購入されることをおすすめします。
スマホ+Wi-Fiでネットにつなごう
お店の入口にあるWifiのマーク。速度はお店によってまちまち
ただ、パスワードなしでつながるWi-Fiは少なく、店側で利用者用のパスワードを設定しているもの、もしくはブラウザのログイン画面から認証が必要なものがほとんどです。
その場合、ホテルのスタッフや店員さんに聞けばすぐにパスワードやログインの仕方を教えてくれますので、遠慮なく声をかけてみましょう。
SIMカードを買って通話・ネット利用
写真はDIGI社のSIMパッケージ。黄色はDIGI、青はcelcom、赤はHotlinkと会社ごとに色が分かれています
SIMカードはコタキナバルの街中やショッピングセンター内の携帯ショップ、コンビニなど至る所で売られていますが、街のお店ではプリペイドだけでなくポストペイド契約のSIMなど種類が多すぎてどれが旅行者向けなのかわかりにくいので、スタッフも外国人の対応に慣れている空港のお店で買うのが一番スムーズかと思います。
コタキナバル空港でも売られている大手二社の旅行者向けSIMパッケージはこちら。
・Celcom「Traveller SIM」
・DIGI「Hello Malaysia Traveller's Pack」
Celcomのパッケージを例にとると、SIMパッケージ自体は8.50リンギットで3リンギット分の通話料が含まれています。このパッケージとは別に使う量に応じてプリペイドチャージします。
国内通話料は1分36セン。日本の番号への通話は1分84セン。データ通信は一日あたり5リンギットなので、5日程度の滞在ならひとまず30リンギット分チャージしておけば十分です。
購入にはパスポートの提示が必要で、番号登録してからアクティベートされて使えるようになるまで通常30分~1時間程度かかります。アクティベートやSIMカット、SIMの装着などはすべて店員さんがやってくれるので、手続き自体は簡単です。
データ通信にしか使わないという方には、DIGI Prepaid Broadband for PC & Tabletもおすすめ。for PC & Tabletとありますが、iPhoneなどのスマホにも使えます。PC用にはUSBモデム付きのパッケージもあり。
いずれもプリペイドが足りなくなったら街の携帯ショップでリチャージカードを買い足して使えます。リロードの方法がわからなければこれもお店の人がやってくれるのでお任せしちゃいましょう。
旅行中は携帯をオフにして現地にどっぷり浸かるのもいいですが、今のご時世、スマホが手放せない方も安心してコタキナバルにお越し下さいね。