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次代を担う振付家賞受賞! 川村美紀子インタビュー(4ページ目)

二年に一度開催される振付家の登竜門・トヨタ コレオグラフィーアワード。先頃2014年度の最終審査会が開かれ、応募総数203組の中から選ばれた6名が作品を上演。川村美紀子さんが次代を担う振付家賞(優勝)及びオーディエンス賞を受賞しました。ここでは、W受賞に輝いた川村さんにインタビュー。受賞の心境と今後の活動についてお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド

川村さんがダンスをはじめたきっかけは?

川村>ダンスをはじめたのは高校一年のとき。でもコレがきっかけというものは特になくて、自分でもあまりよく覚えてないんです。ヒップホップのスクールに行ったりもしましたけど、全然上手くならなくてそのまま今に至るという感じ。高校のときは創作ダンス部に入っていて、ヒップホップだったり、チアみたいなことをやったりもしました。ただ、それほど一生懸命打ち込んでた訳ではなかったですけど。

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(C)bozzo

高校のころからクラブにも通ってました。クラブって、いわゆるダンサーは来ないんですよね。だから、あえて行くというか。月に14日くらいクラブに行って、ときにはイベントをハシゴしたり。クラブの楽しさは、音を感じるところかな。私もクラブのひとではないのではっきりしたことは言えないけど、心臓に響く感じがいいですよね。

大学に入ってからも、クラブからイベントに呼ばれて出演したりしてました。イベントに出るようになってからは、よく本番前に新宿の明治安田生命ビルの前に行って練習してましたね。明治安田生命ビルの前はダンスの練習場所みたいになっていて、私が通ってたときは大学のサークルとか、
イベントのゲストで出てるダンサーたちが来てました。

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『へびの心臓』 (C)bozzo


普段はどんな稽古をしていますか?

川村>毎日家や公園でヨガを1時間半やっています。あとすごく美しい先生がいて、そのひとのクラスに行っています。稽古内容は、バーレッスンをしたり、筋トレのときもあるし、ストレッチのときもあって、いろいろです。私自身は一度大学のときに講師のようなことをやったことがあるんですけど、あまり合わなくてそれきり辞めちゃいました。

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(C)bozzo


ゲリラ的な活動もされているようですね。

川村>いろいろやってます。たまに怒られちゃうんでうんですけど……。この前も大学生の女の子たち30人くらいと渋谷の交差点で踊ってきました。青信号になったら一斉にスクランブル交差点に出ていって、赤信号になるまで踊るんです。信号のメーターがなくなるまでに最大限のパワーを発揮しなきゃいけないから、本当に時間が限られてる。タイミングってこういうことなんだなって、人生を感じましたね。

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