パン/パン屋さん取材レポート(西日本)

ル・シュクレクール【大阪・吹田】(4ページ目)

2014年春、10周年を迎え、大きくリニューアルをした大阪・吹田のブーランジュリ ル・シュクレクールを取材しました。コックコートを脱いでエプロンをかけた岩永歩さん。フレンチスタイルにカリフォルニアの風をいれることで大きく、おおらかな感じになったパンのラインナップ。パンを愉しむひとが集えるカフェ。ル・シュクレクールの今をお伝えします。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

新しいル・シュクレクール

コーヒーとシナモンロール

コーヒーとシナモンロール

リニューアルで初登場したシナモンロール(260円)はクロワッサン生地。しっかりとロールされていますが、食感はさっくりと軽やかです。これがトールサイズでたっぷり味わえるハンドドリップのコーヒー(400円)と最高の取り合わせ。ゆったりとした気持ちにさせてくれます。
ちょっと一息、に最適の場所

ちょっと一息、に最適の場所

コックコートを脱いでエプロンをかけ、フレンチの精神一色だったパンにカリフォルニアの風を入れた岩永さんの変化。パンは、彼が常に言っているように表現の手段であるけれど、特別なことを主張するものではなく、ただ町の人の日常とともにありたい、というその空気を肌で感じながらその場を愉しんだひとときでした。
ゆったりとした空気が流れる

ゆったりとした空気が流れる

インタビューの終わり、「そもそも食に興味を持ったのは?」という問いに、岩永さんは答えました。「小学校の家庭科でつくったお好み焼きを母に褒められたことですかね」。
笑顔。そうした原風景を持って彼は今日も岸辺でパンを焼いているのです。
パン ド ミ

パン ド ミ

最後にひとつ、ニュースがあります。

四ツ橋出張所の目印。見落とさないように。

四ツ橋出張所の目印。見落とさないように。

この7月、四ツ橋にル・シュクレクールのパンを販売する出張所ができました。ビルの地下で年代物のショウケースの中には岩永さんが今回初めて焼いたというコッペパンも並びます。ニッポン的なコッペパン?「ル・シュクレクールじゃなくて、あそこは”ル”がついていないただの”シュクレクール”ですから」と岩永さんはポーカーフェイスを崩さず言います。かなり気になるこのお店もまた取材できたらと思います。詳細はル・シュクレクールの公式サイトをご覧ください。


ブーランジュリ ル シュクレクール

ブーランジュリ ル シュクレクール

ブーランジュリ ル・シュクレクール

住所:大阪府吹田市岸部北5丁目20-3
電話:06-6384-7901
営業時間: 8時~19時 (イートイン 8時~18時)
定休日:火曜
Yahoo!地図情報
JR京都高槻線 岸辺駅 バス10分 徒歩20分

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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