人間は9タイプ。堅実家の女子は、間違いを指摘するより、あえてつっこみを入れるつもりでいじってやると楽しく勉強できる。

人間は9タイプ。堅実家の女子は、間違いを指摘するより、あえてつっこみを入れるつもりでいじってやると楽しく勉強できる。

勉強法と一言で言いますが、実は、その科目を「好きか、嫌いか」と「得意か、不得意(苦手)か」の違いによって、どんな勉強の仕方が良いのかは変わります。

そんな私も、今でこそ小学生の算数・国語から、中高生の英数国や化学・世界史まで、まんべんなく教えていますが、実は高校2年生までは、どちらかというと英語は苦手な方でした。

これと言ったきっかけがあるわけではないですが、高校2年生の最初の英語のテストで80点をとって以来、少しずつ英語に自信を持てるようになったことを覚えています。

ガイドが英語を克服した方法は、単純に「がむしゃらにやる」という方法です。しかし、それはみんなに通用する克服法ではありません。ですから、「苦手」あるいは「できない」教科の克服を考える前に、まずはその原因や背景を探ることが大切です。

「好き・嫌い」と「得意・苦手」で分析してみよう

ガイドが講演に呼ばれて、実際に中高生にやってもらっているのが、「好き・嫌い」と「得意・苦手」で、教科別に2軸分布図を作ってもらうことです。ここでの「得意・苦手」とは、テストの点数が良いか悪いかです。

さて、2軸分布図の作り方ですが、まず、A4サイズの紙を2度折りして、4等分します。横軸に「好き」(右)・「嫌い」(左)、縦軸に「得意」(上)・「苦手」(下)をとり、教科(科目)ごとにあてはまるところに教科名を書き込むだけです。付せんに教科名を書いて、貼っていってもかまいません。

4つのタイプ別勉強法

「好き・嫌い」、「得意・苦手」の2軸で分けると、

  1. 好きで得意
  2. 嫌いだけど得意
  3. 好きだけど苦手
  4. 嫌いで苦手

の4タイプに分類されます。たいていの人は、左下から、右上へと並ぶことが多いのですが、中にはそうでない教科もあるはずです。
教科別に、好き・嫌い、得意・不得意の4つのタイプに分けてみよう。

教科別に、好き・嫌い、得意・不得意の4つのタイプに分けてみよう。


それでは、順番に紹介していきましょう。

1.好きで得意…1教科はこのタイプを持つ

「好きで得意」な教科は、言うまでもなく理想の形です。1つでもそういう教科ができると、その他の教科にも良い影響を与えるので、少なくとも1つはこういう教科できるのを目標としましょう。

また、「好きで得意」な教科は、自ら進んで勉強できる教科でもあり、テストで良い点が取れる教科でもあるはずです。このような教科は、一人で勉強するよりも、友達と一緒に勉強したり、友達に勉強の仕方を教えたりすると、さらに高められるはずです。

2.嫌いだけど得意…普段の勉強とは違った学びを

「嫌いだけど得意」という教科は、ただやみくもに勉強しても面白さを感じられません。そこで、例えば英語ならば英語版のコミックを読んでみる、地理ならば旅番組のDVDを見てみるなど教科書から離れ、普段の勉強とは違った勉強を試してみると良いでしょう。

また、進級したり進学したりするにつれて、内容が高度なものになっていくので、このまま放っておくと「嫌いで不得意」な教科に転落しかねないので注意したいところ。

「嫌いだけど得意」な教科は、一見少なそうに見えますが、男子中高生の「英語」に多いです。というのも、女子は比較的、英語が得意でしかも好きという生徒が多いのですが、男子の場合は、発音したり英語で話したりする行為が、なんだか恥ずかしい・面倒くさいという理由で、できるはずの英語を好きになれないようです。

ネイティブっぽい発音をするのはもってのほかで、特に公立の学校では「カタカナ英語」で発音する方が恥ずかしくないという、変な雰囲気があるのは残念なことです。英語の場合は、恥ずかしがらずに堂々とネイティブっぽい発音をまねることが、英語好きにつながる第一歩と考えましょう。

とはいえ、嫌いなものをいきなり好きになるのは難しいので、まずは嫌いという気持ちを振り払うことを第一にしましょう。自分が少しでも興味が持てそうな分野や単元を極めることで、少しずつそうした気持ちが消えていくはずです。

3.好きだけど苦手…好きな分野から演習を

「好きだけど苦手」な教科は、「好きで得意」な教科に一番近い教科と言えます。不得意な原因の一つに、問題演習が少なかったことが挙げられます。ただし、問題集だからといって、最初からすべての問題を解こうと思わないことです。苦手な教科を克服しようとして失敗する人によくある傾向です。まずは問題集の好きな分野・単元だけを解くようにしましょう。

例えば、社会科の中でも歴史が好きという人は歴史の分野を、地理が好きという人は地理の分野を解いてみます。理科も同様で、化学や物理の分野は好きではないけれど、生物や地学の分野は好きという人は、理科の問題集の中でも生物や地学の分野だけを解いてみるのです。

国語なら漢字や熟語・ことわざ、数学なら計算問題や図形の問題、英語なら並び替えの問題など、問題集の中で自分が好きな分野や単元の問題だけ解くようにします。

その後、少しずつでよいので、好きではない分野の問題も解くようにします。

4.嫌いで苦手…「好き」か「得意」かに変換する

最後に一番の難敵、「嫌いで苦手」な教科です。この教科の克服法には2つあります。まずは、「嫌いだけど得意(平均レベル)」にする、そして、もう一つは「好きになる」です。

「嫌いだけど得意(平均レベル)」にするためには、もう、がむしゃらにやるしかありません。ガイドが英語を克服した方法がこれです。ただし、今は当時と違い、DVDやCD付きのわかりやすい参考書、スマホアプリ、やさしい問題集など、良質な教材がそろっているので、自分ができそうだと思う教材を探してきて、まずは一つ最後までやってみるのがよいでしょう。

さて、「嫌いで苦手」なのだから好きになれるわけがない、と思われるかもしれませんが、実は、好き・嫌い、得意・苦手を決める要因の一つに、「周りの環境」があります。

教える側である先生が、自分が教えている教科をあまり好きでない場合、教わる側である生徒の方にもそれが伝わってしまうのだそうです。また、単純にその教科を教えてくれる先生のことを好きかどうかも、その教科が好きになれるかどうかの大きな要因だそうです。

つまり、この先生なら「嫌いで苦手」な教科を好きにしてくれそうという先生に教わることが、「その教科を好き」になれる近道なのです。

実際に、ガイドの教え子の中にも「世界史の先生が好きだから、なんとなく自分も世界史が好きになった」という生徒がいます。

ですから、そういう先生の教科係になる、自分のフィーリングに合う先生に家庭教師をお願いする、その教科のことが好きな同級生や知人・友人と一緒に勉強するなど、その教科へのアプローチの仕方そのものを変えてみるのがよいでしょう。

以上、4つのタイプで考えるそれぞれの勉強の仕方。まずは、それぞれの教科がどのタイプにあてはまるか、友達といっしょにやってみて下さい。

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