いつもと違う鎌倉土産をチョイス!

鎌倉のお土産といえば、「鳩サブレー」や「クルミッ子」などが定番。これらのお土産は知名度だけでなく味も美味しいので喜ばれますが、たまにはいつもと違うお土産をチョイスしてみませんか? 
リアルに近い江ノ電が缶にデザインされ、中には瓦焼きせんべいが入った「江ノ電缶」

リアルに近い江ノ電が缶にデザインされ、中には瓦焼きせんべいが入った「江ノ電缶」


【目次】  

鎌倉の人気者・江ノ電をモチーフにした「江ノ電グッズ」たち

最初に紹介するのは、湘南の人気者「江ノ電」をモチーフにした「江ノ電グッズ」たち。江ノ電好きの人は多いので、子供から大人まで喜んでいただけるお土産だと思います。
 
「江ノ電グッズ」を手に入れるなら、おすすめは、江ノ電鎌倉駅の駅ナカショップ「ことのいち鎌倉」。

沿線に鎌倉大仏や長谷観音、江ノ島などの観光地を抱える江ノ電は、エキナカショップの売上の約8割が観光客。「ことのいち鎌倉」では、「江ノ電グッズ」のほか、「鳩サブレー」や「鎌倉ハム」など鎌倉を代表するお土産が販売されています。
江ノ電缶

江ノ電缶


さて、「ことのいち鎌倉」では、どのような江ノ電グッズを手に入れることができるのか、見てみましょう。 

まず、江ノ電に乗車した記念にも最適で、人気なのが「江ノ電缶」(1080円 税込 以下同)。リアルに近い江ノ電が缶にデザインされ、中には瓦焼きせんべいが入っています。
 
また、「江ノ電プラレール」も、根強い人気を誇るそうです。300形(2650円)、500形(2640円)などが販売されています。
江ノ電プラレール

江ノ電プラレール


そして、私がおすすめしたいのが、「江ノ電」をかたどった風味豊かなお菓子「江ノ電サブレ」。バター、ココア、チーズの3種類の味があります(3枚入りは、389円)。 
江ノ電サブレ

江ノ電サブレ


「江ノ電サブレ」は、江ノ島の老舗の洋菓子屋さん「ラ・プラージュ・マイアミ」が製造しています。

江ノ電の江ノ島駅近くの「ラ・プラージュ・マイアミ」本店では、「江ノ電サブレ」のほか、ドーナツの生地に地元特産のシラスを練り込んだ「湘南焼きどぉなつ」や「鎌倉山ポテト」、「江ノ電ケーキ電車」など、地元色の強いお菓子が販売されています。
湘南焼きどぉなつ

湘南焼きどぉなつ

 

家庭でも美味しい生しらす丼が味わえる?「波平しらす」

鎌倉の人気の食材といえば「しらす」。中でも人気が高いのが、新鮮な「生しらす」です。
 
しかし、しらすは鮮度が落ちるのが早く、朝、水揚げされた生しらすが美味しく味わえるのはせいぜいお昼くらいまで。したがって、美味しい生しらす丼を家庭で味わうことなど、絶対に無理だと思われていました。 
保冷パックに入った「波平しらす」

保冷パックに入った「波平しらす」


この「生しらすをお土産として持ち帰る」という夢を実現したのが、11月1日から、「ことのいち鎌倉」で販売開始された「波平しらす」という商品です。 
 
「波平しらす」は、以前、鎌倉・江ノ島の丼特集の記事でも紹介した、鎌倉市腰越にある鮮魚料理の専門店「波平」が開発し、販売しています。どのような商品なのか、「波平」店主の波木井宏幸さんに話をうかがいました。 
「波平」店主の波木井宏幸さん(右)

「波平」店主の波木井宏幸さん(右)


「とれたてのしらすを船の上で一次加工し、水揚げされてすぐの段階で二次加工しています。具体的にはアルカリ系の特殊な水を使って、急速冷凍しているので、解凍すると生と同じプリプリの食感を味わえるように仕上げています。使っているしらすは、基本的には地元・腰越の漁港で水揚げされた、とれたてのもの。腰越でとれなかったときのために、茨城県の大洗にも加工場を設けています」
 
なるほど。冷凍していても、解凍すると生しらすと同じ食感が味わえるのが、この商品の特徴なのですね。しかし、お土産として購入した後、観光などで持ち歩いても、溶けたりはしないのでしょうか?
 
「マイナス60度のマグロストッカーと同じ状態で凍らせてあるので、持ち歩いても6~7時間なら、溶けることはありません」と、波木井さんが答えてくれました。

さて、せっかくなので「波平しらす」の解凍の仕方&美味しい食べ方についても教えていただきましょう。
「波平しらす」は、おつまみでも、丼でもお好きな食べ方で!

「波平しらす」は、おつまみでも、丼でもお好きな食べ方で!


「真空パックになっているので、家に着いたら袋のままボウルに入れて、冷水を流しながら解凍します。そして、半シャーベットくらいになったら、ザルにあけます。あとは、おつまみでも、丼でもお好きな食べ方で召し上がってください」
 
「波平しらす」は、150グラム入り2パックセットで、1620円です。このうち1パックは徳島県産の柚(ゆず)を使った「柚風味」になっており、「ふつうの生しらすはショウガで、柚風味はワサビをトッピングすると、より美味しくなると思います」(波木井さん)とのこと。
 
ちなみに「波平しらす」は、鎌倉のしらすの禁漁期である1月~3月も含め、一年中購入できます。家庭で食べられる美味しい生しらす丼、やみつきになりそうです。
 

起源は江戸時代!? 鎌倉最古のお菓子「権五郎力餅」

最後に紹介するのが、長谷エリアにある、今からおよそ300年前の江戸時代中頃、元禄年間の創業という老舗の和菓子屋さん「力餅家」の名物「権五郎力餅」です。 
江戸時代中頃、元禄年間の創業という老舗の和菓子屋さん「力餅家」

江戸時代中頃、元禄年間の創業という老舗の和菓子屋さん「力餅家」


「古都」鎌倉は老舗が多いと思われるかもしれませんが、じつは、ほとんどの店が明治以降の創業で、江戸時代からのれんが続く店というのは、本当に数えるほどしかありません。
 
そして、これが「力餅家」の名物の「権五郎力餅」。
力持ちの景政公にあやかりたいという気持ちから生まれた「権五郎力餅」

力持ちの景政公にあやかりたいという気持ちから生まれた「権五郎力餅」


餅に餡子(あんこ)をたっぷりとまぶしたシンプルなお菓子です。 

ちなみに、権五郎というのは、店のすぐ近くの御霊神社(別名:権五郎神社)にまつられている平安時代後期に鎌倉を領有した武士、鎌倉権五郎景政(かげまさ)のこと。
 
景政は、「後三年の役」(1083年~1087年)に出陣し、敵に右目を射抜かれながらも奮闘したという逸話が残るなど、勇猛で知られた武将。
 
「権五郎力餅」は、このような力持ちの景政公にあやかりたいという気持ちから生まれたようです。 
「力餅家」ご主人の安齊正好さん(右)と奥様

「力餅家」ご主人の安齊正好さん(右)と奥様


「力餅家」のご主人、安齊正好さんに、お店の歴史について、うかがってみました。
 
「江戸時代の中頃になると、江戸庶民の生活にも余裕が出てきて、江ノ島や鎌倉辺りにも物見湯山に訪れる人が多くなってきたようです。うちの店は、最初はこうしたお客さんを相手にする茶屋からはじまったのだと思います。
 
『力餅』は、東北地方で見つかった江戸時代の文献(手紙)に"鎌倉のお土産"として書かれており、創業当時からあったようです。
 
建物は、関東大震災(大正12年)で店が倒壊し、その後、頑丈な建物を再建しました。しかし、太平洋戦争末期に米軍が鎌倉に上陸するという情報があり、軍の方針で『回天』(人間魚雷)の基地をつくるため、うちも含め、ここら辺の建物は取り壊されてしまいました。現在の建物は戦後に建てたものです」 
福面まんじゅう

福面まんじゅう


なお、「力餅」と並ぶ「力餅家」の名物である「福面まんじゅう」は、人気コミック『海街diary』に登場するので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
 
「福面まんじゅう」は、毎年、景政公の命日とされる9月18日に行われる「面掛行列」というお祭りで使われるお面をかたどった人形焼きのようなお菓子です。
 
<DATA>
■力餅家
鎌倉市坂の下18-18
TEL:0467-22-0513
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日・第三火曜日
地図 → Googleマップ
 
「権五郎力餅」はお餅タイプと求肥タイプがあります。
・お餅タイプ:10個入り670円、16個入り1080円
・求肥タイプ:1個95円、9個入り930円、12個入り1230円
 
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