肉料理だってヘルシーに!家族みんなが満足する簡単レシピ
お肉料理は、調味料をたくさん使い、油を使って炒める、焼く、揚げるといった調理法が主となりがち。よってどうしても高カロリー、高塩分の料理となってしまい、こういったものを食べ続けていると家族の体の健康を妨げます。調味料や油は最小限に抑え、香りや酸味、歯ごたえ、食感を活かすことで、低カロリー、低塩分、そしてこれからの季節に向けて体への効能も期待できる数々の調理法をご紹介します。
■鶏肉の塩レモン蒸し
電子レンジでできる簡単惣菜です
塩やレモンは肉の臭みを消す効果があります。レモンに含まれるクエン酸やビタミンCは炭水化物などの糖質や余分な脂肪を燃焼しダイエット効果が期待されます。食物の栄養を効率よく活動エネルギーに変えてくれるので、暑い夏もバテることなく元気に過ごすことができます。また塩味と酸味の両方の味覚が唾液や胃液の分泌を促進し、食物の消化・分解を助けます。
~作り方~(2人分)
1:鶏もも肉300gは皮を取り除いて皿にのせ、酒大さじ1と1/2をふってラップをかけて電子レンジで5分程加熱する。ラップをはずし水気を捨てて、かわりにレモン汁大さじ1と塩小さじ1/4を全体にかけて再度ラップをし、電子レンジで1分程加熱する。
2:ピーラーで縦に薄くスライスしたきゅうり40gを皿に敷き、1:を食べやすい大きさに切ってのせる。スライスしたレモン30gと一口大に切ったミニトマト3つ(25g)を飾る。
■塩麹のオクラ肉巻き
オクラのネバネバがくせになります
塩麹は発酵食品なので、乳酸菌が豊富に含まれています。腸内環境を整えてくれるので、便秘を解消し体の毒素を取り除くデトックス効果も期待できます。腸内環境が整うと、肌の調子が良くなり、免疫力も高まります。発酵の際に生成されるうまみ成分の働きにより味のコクと深みが増します。また麹に含まれるたんぱく質分解酵素によりお肉が柔らかくなり、消化しやすくなります。
~作り方~(2人分)
1:鍋に水を入れて沸騰させ、オクラ(6本)50gを入れて3分程塩茹でする。オクラはへた部分を取り除き、豚もも肉スライス(6枚)200gで巻き上げる。バットに並べて液体塩麹大さじ3を上からかけラップをして15分程冷蔵庫におく。
2:フライパンにクッキングシートをおき、その上に肉巻きを塩麹ごと並べて中火で焼く。菜箸などで転がしまんべんなく焼き色がついたら醤油小さじ1を加えて、さらに30秒ほど加熱する。
■香味野菜のせボリューム冷ややっこ
ごはんのおかずにぴったりです
暑い季節には 体内の糖を燃焼させるビタミンB1が、他の季節の2~3倍消費され不足しがちです。疲労もたまりやすく夏バテになりやすくなります。香味野菜に含まれるアリシンはビタミンB1の体内への吸収を促進します。ビタミンB1を特に多く含む豚肉に香味野菜をたっぷり添えて摂取すると、体内で効能を十分に発揮してくれます。食べ物を腐りにくくする殺菌効果も期待できます。
~作り方~(2人分)
1:フライパンを加熱し豚ひき肉120gを入れて弱火でじっくりと炒め、小口切りにしたみょうが20gと小ねぎ20g、淡色辛味噌大さじ1・みりん大さじ1・醤油大さじ1/2・砂糖小さじ1を均一に混ぜたものを加えてさらに1分ほど炒める。
2:器に絹ごし豆腐を150g×2人分用意し、上に「1」をかける。さらに刻んだ青じそ3gと三つ葉2gをのせる。
■牛肉とパイナップルのオイスターソース炒め
甘みと酸味のバランスが絶妙
爽やかな酸味が特徴の果物にはビタミンCが豊富に含まれています。紫外線を多く浴びる肌の状態を正常に保つ働きや、免疫力をアップさせ夏風邪を予防する効果があります。果物に含まれるたんぱく質分解酵素によってお肉が柔らかくなり食べやすくなります。
~作り方~(2人分)
1:フライパンを加熱し、牛モモ肉200gと一口大に切ったパイナップル100gを入れて2分程じっくり炒める。塩茹でして4cmの長さに切ったいんげん30g、種を取って幅5mmで千切りにした赤パプリカ100g、千切りにした茹でタケノコ水煮70gを加えさらに1分程炒める。
2:オイスターソース大さじ1、醤油大さじ1/2、おろしにんにく1g、おろし生姜1gを合わせたものを「1」に回し入れさらに1分程炒める。