バランス献立レシピ/夏の献立

暑い夏こそお肉を! 肉料理を低カロリーで楽しむコツ

お肉料理は、調味料をたくさん使い、油を使って炒める、焼く、揚げるといった調理法が主となりがち。よってどうしても高カロリー、高塩分の料理となってしまい、こういったものを食べ続けていると家族の体の健康を妨げます。調味料や油は最小限に抑え、香りや酸味、歯ごたえ、食感を活かすことで、低カロリー、低塩分、そしてこれからの季節に向けて体への効能も期待できる数々の調理法をご紹介します。

小沼 明美

執筆者:小沼 明美

バランス献立レシピガイド

家族みんなが好きな肉料理

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肉料理は特に子供が大好き

肉は調理の汎用性が高く、フライパンや鍋一つ、短時間で一品を作ることができることが最大の魅力です。肉料理は年代を問わず好まれ、様々な味付けや調理法で日々の食卓に取り入れられています。肉と同様に、動物性たんぱく質の主格である卵や乳製品も日常の生活の中で多くの頻度で摂取されています。調理しなくてもそのまま食べられること、調理したとしても簡便で味付けもしやすいということが大きい魅力でしょう。


 

本当に『お肉=太る』のか!?

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お肉はダイエットの天敵!?

暑い夏は体力が消耗し、冷房のあたりすぎなどにより体がだるくなって食欲が落ちる方も少なくありません。スタミナをつける、という意味で焼き肉やステーキなどを連想する方も多いでしょうが、一方で「お肉=太る」というイメージがあり、こってりした肉料理は特に女性からは敬遠されがちです。また牛肉については”ご褒美”的な感じで日常的に食べるものではない、とされているように見受けられます。

しかし栄養学的に考えてみると、肉は部位によっては低カロリーであり、魚に比べて、野菜やきのこ類、卵、乳製品などの食材とも合わせやすいです。よって肉メインの主菜を中心に献立を展開することで様々な栄養素を体内に供給できます。カロリーが気になる方はちょっとした調理法のコツを覚えておけば、献立が無限に広がるのです。肉は子供の成長促進、脳や皮膚の活性化、筋肉や血液の組成にはかかせない食材なので、ぜひこの夏はご家族みなさんで肉料理を楽しんで頂きたいです。
 

部位によって異なる肉の脂肪量

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用途によってお肉を使い分けしましょう

肉の脂肪量は部位によって異なります。牛肉、豚肉の場合、脂質の量が多い順番に、バラ、ロース、肩ロース、肩、モモ、ヒレとなっています。鶏肉の場合はモモ、ムネ、手羽、ささみの順となっています。ダイエット中の方や健康に気を遣っている方はついつい脂肪分が少ないところを選びがちですが、一方で肉料理には各々適した部位があり、その肉の持ち味や脂から出るうまみを活かして仕上げる場合も往々にしてあります。料理は美味しく頂くのが一番です。脂肪分がやや多いところを使っても、脂身を調理工程の中で取り除いたり、代わりに調味料を減らしたりすることでヘルシーに仕上げることができます。

たとえば煮込み料理の場合、脂がついた肉を煮込み、一旦冷まします。煮たスープの表面には肉から出てきた脂が浮くので、そこを丁寧に取り除くことで脂質がカットされます。また焼いたり炒めたりする場合には、オーブンシートをひいて調理します。サラダ油などを使わなくても焦げ付かずうまく調理することができます。鶏モモ肉や豚バラ肉のように厚みがある脂身の部分は身肉とつながっている筋を包丁で切っていけば、脂身だけ簡単に取り除くことができます。

それでは、家族みんなが喜ぶヘルシー簡単お肉レシピをご紹介します>>

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