憧れの保育士をめざして……!
- スキップリズムとメロディの跳躍が難しい音楽表現
- 出題のねらいが より明確になった言語表現
- 同じ出題が続き、課題が複雑になりつつある造形表現
それでは、科目別に詳しく見ていきましょう。
音楽表現に関する技術
課題曲は、「おつかいありさん」と「おへそ」です。- おつかいありさん
- おへそ
ただし、保育の音楽表現では、正確な『歌詞』『音程』『リズム』はもちろんのこと、さらに大切なのは『表現力』のほうです。こどもたちは、正確な技術を喜ぶのではなく、保育園の先生が笑顔で楽しく歌ってくれることを期待しているのです。苦手意識を表情に出さず、笑顔で朗らかに演奏することを目標にしましょう!
【参考】音楽表現に関するこれまでの記事
保育士試験 実技(2) 音楽—教室と楽器えらび
保育士試験 実技(5) 音楽―伴奏の正しい選び方
保育士試験 実技(8) 音楽―試験本番の流れ
言語表現に関する技術
昨年(2013年)までの出題と異なる点は、以下のとおりです。- 予め指定された4つの題材から1つを選ぶ
- 子どもに見立てた椅子に向かって話す
また、演じる際の視線の配り方についても、これまで多くの受験者の悩みのタネでした。
- 目の前に子どもがいる想定で、斜め下あたりを見て話す
- 採点委員を子どもに見立てて話しかける
今回から、子どもに見立てた椅子が用意されることで、「子どもたちに話しかける姿」を評価する試験だということが、より明確に示されました。
【参考】言語表現に関するこれまでの記事
保育士試験 実技(7) 言語―台本作成のポイント
保育士試験 実技(10) 言語―試験本番の流れ
次ページでは「造形表現に関する技術」のポイントと、実技試験全体のねらいと合格率について書いた記事を紹介します。