コタキナバル/コタキナバルの観光・アクティビティ

東南アジアの名峰を制す!キナバル登山<登山編>(2ページ目)

山小屋の予約も無事取れて、いざキナバル登山のためコタキナバルへ!より快適な登山を楽しむために、登山当日に必要なもの、登山の流れ、登山中の注意点、などをご案内します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド


登山の流れ

二日間にわたる登山の一般的なスケジュールは以下の通り。

一日目
8:00頃 公園本部で手続き、ガイドと合流
バンに乗って登山口(4.5合目)へ、登山開始 
途中各自昼食(パックランチ)
14:00~16:00 山小屋(7合目)に到着 休憩
18:00 ラバンラタレストランで夕食、仮眠

二日目
2:00 起床 ラバンラタレストランで軽食
3:00 頂上を目指して登山再開
5:00~6:00 登頂
ご来光を見て下山
8:00 山小屋(7合目)に戻りラバンラタレストランで朝食
9:00 さらに下山開始
13:00頃 登山口(4.5合目)到着 公園本部のバルサム・カフェで昼食

出発時間は当日コタキナバルから公園本部に移動するのか、公園周辺で前泊するのかにもよりますが、当日の登山手続き受付時間は7時~10時の間。それに遅れると登らせてもらえないので注意しましょう。

公園本部での登山手続き

公園本部

当日朝登山手続きをする公園本部。ここで登山ガイドとおちあって、バンに乗って登山口まで移動します

山小屋管理会社ステラサンクチュアリの登山パッケージに申し込んだ場合は当日以下のような手続きが必要です。旅行会社の登山ツアーに申し込んだ場合はツアー会社のスタッフが手配してくれます。

公園入場料の支払い:公園入口の料金所にてひとり15リンギット。

ステラサンクチュアリ事務所(上写真の建物右側)で予約票を見せてチェックイン、ミールクーポンの受け取り。

公園局事務所(上写真の建物左側)で以下の支払いを済ませ、登山許可証(首から下げる名前入りのカード)受け取り。

ガイド料の支払い:1~3人のグループの場合は128リンギット、4~5人のグループの場合は150リンギット。ポーターを頼みたい場合はこの際に申し込み。

公園本部から登山口までの送迎バンの料金の支払い:1~4人で1台の場合は片道16.50リンギット、5名以上で1台の場合はひとりにつき片道4リンギット。

支払いを済ませると担当の登山ガイドを紹介されます。向かいのバルサムレストランでパックランチを受け取り、準備が整ったらガイドと一緒に送迎バンに乗って登山口へ。登山の始まりです。

(2014年8月現在の料金。1リンギット=約32円)

食事、山小屋の設備

ラバンラタ

山小屋ラバンラタの受付。到着したらこちらで部屋の鍵を受け取ります。売店も兼ねており、薬からおやつ、ビールまで一通りのものが手に入ります

登山パッケージには以下の食事が含まれています。

一日目昼食:パックランチ。内容はサンドイッチ+ゆで卵+リンゴまたはバナナ+ペットボトルのお水500ML。以前はかさばるプラスチックや発泡スチロール製のお弁当箱に入っていましたが、現在は紙袋。

一日目夕食:山小屋ラバンラタのレストランでのビュッフェ。レストランはラバンラタにしかないので、他の山小屋に泊まっている方はラバンラタまで移動する必要があります。山の上とは思えないくらいメニュー豊富なので食べ過ぎに注意。

二日目夜食:夕食後仮眠を取った後夜中の1時頃に起きて出発の準備。登頂前の腹ごしらえが出来るよう、ラバンラタレストランにトーストやお粥、焼きビーフン、ソーセージなどの朝食的メニューがビュッフェ形式で用意されています。

二日目朝食:ご来光を見て山小屋まで降りてきたら、ラバンラタレストランでゆっくり朝食をとります。夜食のビュッフェと同じようなメニューです。

二日目昼食:下山後に公園本部事務所の向かいの階段を下ったところにあるバルサムカフェというレストランでのビュッフェ。

山小屋は基本的に一室に2段ベッド数台で4名~8名の相部屋ですが、ラバンラタには2名個室も3室あります。いずれもひとり一台のベッドがあてがわれ、シーツと毛布が用意されています。

2014年8月現在、電気系統の故障のため、お部屋のヒーターが使えてシャワーのお湯が出るのはラバンラタの個室とヴィアフェラータ参加者用の山小屋ペンダントハットのみです。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます