有給休暇を取って賢く時短&節約!
時期をずらしたから道路も空いてて自由時間が増えるね!
「観光地も交通機関も飲食店等も混雑して時間がかかる」「旅費等も高くつく」と、同時期に日本中の人が移動することによる課題も多くあります。お墓参りなどその時期でないと、という場合もありますが、その他のレジャーなどは混雑する時期を外して休暇を取って出かけると、移動もスムーズで料金も割安な時期(時間帯)に利用でき、大変お得です。たとえ日帰りや1泊2日でも、家族でのんびり過ごせたら、かなりリフレッシュできるのではないかと思います。
レジャー以外にも、ボランティア活動や資格取得のために有給休暇を活用する方法もあります。また、ガイド平野のところに相談にいらっしゃるご夫婦の中には、平日の午前や午後一番で相談にこられる方も多くいらっしゃいます。ご夫婦で日程を合わせて有給休暇をとって、お子さんはいつも通り保育園に預けていらっしゃるのです。相談の前後、空いた時間はちょっとご夫婦でお茶やランチをしたり、買い物をしたりするとのことで、皆さん、時間の使い方が上手だな……と感じます。
休みの予定と予算を先取りしてみよう!
「休みたいけれども休めない(休まない)」という方にも、いろいろな事情があるようです。例えば、「急病(本人・家族)や急用(法事など)のために、予備を取っておきたい」「職場の人員配置や仕事の関係でなかなか休みが取れない部署にいる」などがありますが、中には「お金に余裕ができたらレジャーに行こうと思っていたけれども、予算が取れなかった」という方もいらっしゃいました。よく、効率的に貯蓄をするために貯蓄先取りを、と言いますが、1年間の予算の中に「夏に東北旅行○万円」「冬に温泉○万円」などを盛り込み、夫婦共通のカレンダーなどに休みの予定も先取りしてみてはいかがでしょうか。お互いの職場で有給休暇を申請するタイミングもあると思いますので、予定は早めに立てておくことをお勧めします。
有給休暇を取りやすい職場にするために
次の温泉旅行に向けて、また頑張ろうね!
「有給休暇を取得すると人事評価に響く」と思う方もいるそうですが、内閣府の調査では、「自分に与えられた役割を果たし、付与された有給休暇のほとんどを消化すること」に対する人事評価は、80%以上の企業が「人事評価では考慮されていない」という結果だったそうです。(内閣府「ワークライフバランスに関する個人・企業調査」より)
また同調査では、有給休暇の取得率が高い人は、「上司が抱いている有給休暇を取得している人のイメージ(想定)」として、「時間管理が上手な人」「オン・オフのメリハリがある人」とポジティブなイメージを挙げる傾向がありましたが、有給休暇の取得率が低い人ほど、「仕事が少ない人」「仕事に対する貪欲さ・熱意が少ない人」「仕事より自分の予定を優先する人」というネガティブなイメージを持つ傾向があることもわかりました。
国としても、「ポジティブ・オフ」運動を展開して、休暇を取得しやすくするための取り組みを始めています。職場の風土改善などが必要な場合は、「ポジティブ・オフ」のHPにある他社の取り組み事例などを参考になさってみてはいかがでしょうか。「働く時はしっかり働き、遊ぶ(休む)時は思い切り遊ぶ(休む)」ことで、夫婦で家庭も自分も大切にしながら長く働くことができれば、家庭円満&家計安泰にも繋がるのではないかと思います!
●「ポジティブ・オフ」
「ポジティブ・オフ」運動とは、休暇を取得して外出や旅行などを楽しむことを積極的に促進し、休暇(オフ)を前向き(ポジティブ)にとらえて楽しもう、という運動です。
・サポートツール
職場で休暇を取りやすくするための便利ツールをダウンロードすることができます。
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