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アウトドアで楽しむキャンプでは急な雷雨などで目まぐるしく天候が変わる日も多く、なにかと不安はつきません。そんな時季はキャンプ道具の撤収の手順やタイミングにも気を配りたいもの。今回は効率のいいキャンプ道具の撤収方法と後片付けが断然スムーズになる8つのコツをお教えします。
   

キャンプの片付け1:コツは朝9時までの行動!段取り力が大事

キャンプの朝はできればゆっくりと過ごしたいものです。しかし帰る当日は少し早く起きたらすぐに撤収のことをイメージして段取りを考えましょう。仕事でも、料理でも、キャンプでも、大切なのは段取りなのです。片付ける物の順番や手間を考えて朝時間の過ごし方を考える、これが片付け名人への第一歩と言えるでしょう。特に夏場の暑い時期は朝9時までの比較的過ごしやすい時間に作業を進めるのがコツ。気温が上がってしまってからは作業効率も落ちがちです。

それでは次から具体的な片付けの仕方について説明して行きましょう。
 

キャンプの片付け2:テントは逆さにして乾かす

まずは朝起きたらテントの中を整理。財布やメガネ、鍵などうっかり忘れてテントの中にくるくる丸めてしまわないように各個人の私物を片付けましょう。全部片付けたあとに「あれ?私の財布は? あ、テントのポケットに昨日しまったままだった」なんて面倒なことにならないためにこれは必須です。
 
シュラフはロープに干しておく

シュラフはロープに干しておく

その後、シュラフ、テントマットなどをテントから運び出し、キャンプサイトの木々の間に張ったロープなどに干します。ロープがなければクルマのボディに広げてもいいでしょう。暑い時期でなくとも体からの汗でシュラフはたいへんに湿気を含んでいます。またテントのグランドシート部分とテントマットの間も湿気がち。天気がよければ必ず干しましょう。

そして空っぽになったテント(多くの場合はドーム型だと思うのでその前提で話をすすめます)は出入口部分など開口部のファスナーを開け通気性を確保したら逆さに。一人で難しい場合は何名かで協力して行います。最初にテント本体を揺すって内部に入り込んだゴミや砂などを外に出し、あとは逆さのまま天日干し。雨に見舞われなくとも、テントの底が思いがけず湿気っているのに気づくでしょう。朝食の前にここまでやっておいて、食後にしっかり乾いているのを確認してからしまいましょう。
 

キャンプの片付け3:朝食メニューは食材を余らせない

帰る日の朝食メニューは片付けを意識したものにしましょう。クーラーボックスに冷蔵保存が必要な生鮮食品が残ったままになると、氷を捨てることもできず、また、クーラーボックスを収納スペースとして利用することもできなくなります。なので、そんな食材を総ざらいするイメージでメニューを決めましょう。

残ったソーセージや野菜を全部投入したリゾットは簡単でおすすめ。また、ホットサンドの具にすれば多めに作って帰り道の車内でつまむこともできるでしょう。いろんな食材を具に残りご飯んとともに焼き飯にして、あまったものをおにぎりにしてしまうのもおすすめです。

そして朝食時にはコーヒーやお茶をいれるときに、鍋に余計にお湯を沸かしておきましょう。あまったお湯を洗い物に活用すれば、冷たい水では落ちにくい油汚れもお湯なら落ちやすくなります。
 

キャンプの片付け4:ダッチオーブンや鉄板は油をひいてサビ予防

ダッチオーブンはきちんと後片付けしておくと次回使うときにサビているなどトラブルにならない

ダッチオーブンはきちんと後片付けしておくと次回使うときにサビているなどトラブルにならない

人気の鋳物の鍋ダッチオーブンもすっかり市民権を得てキャンパーにとってはおなじみのアイテムになりました。しかし、このダッチオーブンは片付けがめんどくさいアイテムの筆頭でもあります。うっかりしてると次のキャンプまでにサビが浮いてることにもなりかねません。

こうした鉄製の鍋やフライパンには洗剤を使わないほうがいいです。まずは使用後たっぷりの水をはってお湯をわかしましょう。その後ヘラなどで焦げ付きや汚れをはがしましょう。そして鍋の湯を捨てたらそのまま火にかけてしっかり水分を飛ばします。最後にオリーブ油などをキッチンペーパーなどで塗りこんでやればオッケーです。鋳物のフライパンや鉄板なども同様の処理で。新聞紙にくるんでしまえば片付け終了です。少し時間がかかる作業なので早めにとりかかりましょう。
 

キャンプの片付け5:バーベキューグリルの片付け

バーベキューグリルの後片付けは早めに

バーベキューグリルの後片付けは早めに

これも面倒で時間がかかる片付けのひとつ。うっかりまだ火が燻っている炭を山にすてたところ大規模な山火事が発生した事件は記憶に新しいところ。しっかりした火の始末をしましょう。消火については以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】山火事にならない!バーベキューの火を確実に消す方法

最近ではあらかじめバーベキューコンロの下に敷いておけば消火後はそのままくるんでしまえば、コンロの片付けがあっという間に終わるというアルミシートも販売されています。アルミ箔でも代用できそうですが、じつはアルミという素材は高温になると燃え尽きてしまいます。ジュースやビールが入っているアルミ缶も焚き火できれいに焼き切ることができるのです。なので普通のアルミ箔ではあっという間に燃え尽きてしまうでしょう。厚手のアルミ箔を幾重にもすれば同様の効果が期待できるでしょう。

コンロ本体は炭を取り除いたあと新聞紙やゴミ袋を2重にしてくるめばバッチリです。
 

キャンプの片付け6:濡らした雑巾と乾いた雑巾2枚を用意

キャンプ道具は濡れた雑巾でしっかりと汚れを落とし、さらに乾いた雑巾で水気を拭き取ってからクルマに積み込みましょう。とくに抜いたペグ、テーブルの足や椅子の足、クーラーボックスの底面などは泥汚れもついています。雑巾で泥を落としておけば車内に泥を持ち込むこともなく、次回のキャンプのときも気持ちよく使うことができるでしょう。またテントやタープの表面も気になる汚れがあれば雑巾で拭いておきましょう。
 

キャンプの片付け7:タープは最後から2番目に撤収

雨や日差しから我々を守ってくれる天幕タープ。不意な雨でも慌てないように撤収は最後から2番目ににするのがセオリー。たとえ雨が降ったとしてもタープの下に道具を集めて落ち着いて後片付けが可能です。逆に設営するときは一番初めに。タープを張ってそこを中心にキャンプサイトをレイアウトすると非常に居心地のいいキャンプサイトが完成します。

ちなみに一番最後に片付けるといいのはウォータージャグやポリタンク。汚れた手や雑巾を洗ったりするために水は最後まで確保しておきましょう。

雨になってしまったら最後に片付けるタープや濡れたままたたむことになるテントは、ゴミ袋や空になったクーラーボックスなど水が漏れないものにしまって車載しましょう。これらは自宅に帰ってから庭やバルコニーなどに干して乾かしてから付属の袋にしまいます。これを怠ると次回キャンプに出かけときカビだらけで悪臭を放つことにも!また逆に乾かしたまま直射日光にさらしたままにすると素材の劣化を招くのでこちらも注意しましょう。
 

キャンプの片付け8:キャンプ道具の不具合をチェックしておく

椅子のほころびなどもチェックしてメンテナンス。次回に備える

椅子のほころびなどもチェックしてメンテナンス。次回に備える

わりと見落としがちですがこれ大事です。一旦しまってしまうと次回使うまでなかなか広げることがないキャンプ道具たち。それだけに帰るタイミングで不具合をチェックしておきましょう。テントやタープの縫い目に貼られたシームテープ(目止め)がはがれていないか? ツーバーナーやコンロのジェネレーター(燃料噴射口)につまりがないか?パッキングが劣化してないか?ガスボンベの予備や懐中電灯用の電池など消耗品のストックは足りているか?などを確認して帰ったらすぐに補充、修理などをしておけば次回のキャンプも安心です。


以上です。いかがでしたか。できるだけ早く片付けてそのあとゆっくりするのがキャンプ最終日に気分よく過ごすコツ。時間と心にゆとりをもちましょう。また、雨の日などは無理して完全に片付けようとせず、自宅に帰ってから本片付けをしっかりすると割り切ることも必要です。アウトドアを楽しむ基本は「臨機応変」。基本は頭にいれつつも、決してマニュアルに振り回されることなく臨機応変に対応してください。

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