アーバンガーデン部門 佳作
幅3m×奥行き4mのスペースに、近代的な発想の庭を創出します。(各賞ごとに団体企業名、作品タイトルの順に紹介)・(株)ランドコア(東京都)“小岩井農場から復興を願って”
不毛の原野だった小岩井農場が今日のように発展した姿を東北の被災地復興に重ねあわせ、サイロをイメージした円柱とベンチ(低い円柱)を配した作品です。
・泉ボタニカルガーデン(宮城県)“バラ庭園への小径で”
森の中に作られた小さなローズガーデンをイメージしたという、とてもかわいらしい作品です。
今回のようなオープンスペースでの展示より、屋内展示の方が映えたのではないかと少し残念な気がしました。
・木野花園計画(北海道)“貝殻のグラベルガーデン「カンパネルラの停車場」”
宮沢賢治・作「銀河鉄道の夜」の世界観をベースにして、海と陸の豊穣の出発駅をイメージしたという作品。グラウンドカバーに牡蠣の貝殻を用いたアイディアに新しさを感じましたが、審査員講評では少し眩しいとの声も聞かれました。またイスや枕木など、素材の選択にも吟味が必要とのことで、一緒に聞いていた私も勉強になりました。
・(株)いずみガーデン(北海道)“インスピレーションからの発想「炭を使った庭」”
タイトルにある通り、抽象的なオブジェなどに炭を多用した作品です。作品そのものがオブジェのように感じられ、庭としての実感がちょっと掴みにくいかな?とも感じました。
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