二の腕のたるみは「上腕三頭筋」の衰え
二の腕で食い止めて!
二の腕のたるみは「太って見える」「老けてみえる」という外見的なデメリットは勿論、体全体を太らせてしまったり、肩凝りや頭痛等の原因になることがあるのです。二の腕にたるみを感じたらすぐに食い止める必要があります。
そこで、二の腕のたるみを食い止めるためのエクササイズなどを紹介していきます。
<目次>
- 二の腕の「振袖」ができる仕組み
- 二の腕ねじり
- 二の腕からワキ伸ばしエクササイズ
- 二の腕卓上筋トレ
- 二の腕マッサージ
- もっと手軽に小指で、ながらエクササイズ!
- 二の腕のたるみケアで、こんな嬉しい効果も!
- 二の腕のたるみは老化のバロメーター
- 二の腕の「振袖」が全身に与える影響
- 二の腕たるみケアで全身スッキリ健康に!
二の腕の「振袖」ができる仕組み
・背中の贅肉が二の腕に流れるまず、最初に背中の筋肉が衰え、贅肉がつきます。そのまま放っておくと、贅肉はますます増加し、二の腕に流れてきます。
・疲労が二の腕に流れて、たるみになる
二の腕は首や肩、背中と連動しているので、デスクワークをする時間が長い人や姿勢の悪い人は首、肩、背中の疲労が二の腕にも波及して、疲労がやがてたるみになります。
二の腕のたるみは体の老化を感じるバロメーター。エクササイズとマッサージで二の腕を引き締めましょう。
二の腕ねじり
二の腕ねじり 1
腕を前に伸ばし肩と手の力を抜く。床と水平にし、力を抜き手の甲を上に。
二の腕ねじり 2
小指が一番上にくるようにすると二の腕の外側が刺激されます。これを10回繰り返し最後に小指を上にしたまま5秒キープ。
二の腕からワキ伸ばしエクササイズ
二の腕~わき引き締め
頭の上で手を組み、ひじは耳のあたりに。ワキを伸ばすように片方の手で反対側の手をゆっくり引っ張り、ワキが伸びきったところで3秒停止します。左右5回ずつ繰り返します。
二の腕卓上筋トレ
卓上筋トレ
右ひじを机につき、右手の甲に左手を重ねます、右手は前方に倒そうと力を入れ、左手は右手を戻そうと手前に力を入れ、押し合います。息を吐きながら両手同時に力を入れて3秒キープ。手を変えて5回繰り返します。手首ではなく腕に力を入れるように意識して。
二の腕マッサージ
二の腕ねじりマッサージ
二の腕をつかんで内側から外側へねじる。
手のひらを上に向けて腕を伸ばし、反対の手で二の腕をつかんで内側から外側にねじるようにマッサージします。10回を目安に繰り返します。筋肉を柔らかくしておくと、血流、代謝アップにつながります。
もっと手軽に小指で、ながらエクササイズ!
普段の生活でなかなか筋肉がつきにくい二の腕ですが、もっとも簡単なのが小指エクササイズ。小指は、二の腕と繋がっています。小指を意識していつもよりもよく動かすだけで刺激が伝わり、二の腕は引き締まります。・バックを持つとき、電車のつり革を握るときもあえて親指や人差し指を離して小指、薬指、中指に力を入れましょう。
・歯ブラシやブラシ、ドライヤーなどの日常生活でも小指に力を入れるように意識しましょう。
何かを持つ、掴むときに意識して小指に力を入れるようにするだけで、二の腕は自然と引き締まります。
二の腕のたるみケアで、こんな嬉しい効果も!
二の腕のたるみ解消で繋がる効果、さらには、二の腕のたるみの解消には以下のような効果も期待できます。■肩こり・頭痛軽減
二の腕のたるみを解消すれば、首から肩にかけての筋肉の緊張もほぐれ、肩甲骨の位置もリセットされ、肩こりや、肩こりに起因する頭痛もなくなります。
また、腰や背中の筋肉がほぐれることで腰痛や背中の痛みも軽減されます。
■肥満の原因の解消
脂肪を燃焼させる褐色細胞は首の後ろ、肩甲骨周辺、ワキ、腎臓周辺に多くあります。二の腕がたるむと褐色細胞が存在している筋肉が常に緊張し、働きが悪くなるため肥満の原因にもなります。
■冷え性改善/代謝の改善
二の腕は太い血管が通っている首と繋がっているため、動かせば首周りの血流が良くなり、それが全身へと広がり冷え性改善となります。また、ワキにある重要なリンパ節からも近いのでリンパのめぐりも良くなり、老廃物の排泄も良くなります。
■便秘解消/免疫力向上
二の腕を鍛えると、腹筋や骨盤まわりの筋力も上がり、便を押し出す力が出て便秘解消にも繋がります。便通がよくなることで免疫力も上がるようになるのです。
■ぽっこりお腹の解消
ぽっこりお腹をスッキリさせるには、腹筋やインナーマッスルは重要ですが、実は二の腕にも関係しているのです。
骨盤が歪み内臓が落ちる(二の腕伸筋が衰え背骨が湾曲し骨盤が歪む)→下腹が前に張り出す(お腹のスペースがなくなり腹部の内臓や脂肪が前に出る)→便秘になる(腸が圧迫される)→内臓脂肪がたまる(内臓の働きが弱まり、代謝脂肪燃焼力がダウンし蓄積される)の悪循環を断ち切ることが出来ます。
■足の太さ、むくみの解消
二の腕の伸筋が弱まると、背中からお尻にかけての伸筋も緩みます→股関節が外にずれ、太ももが外側に張り出す→足全体が捻じれてO脚に→外側に体重がかかり太ももの外側はさらに張り、内側の筋肉はたるみます→足は太くなり、水分は滞りむくみがちになります。
二の腕のたるみは老化のバロメーター
体の衰えは背中から始まります。背中の伸筋が衰えると、連動して二の腕が衰えます。背中のたるみは、なかなか自分では確認しにくい上に、面積が広いため初期段階のたるみは目立ちにくいですが、二の腕の衰え(たるみ)は自分でも確認でき、わかりやすいのでバロメーターとなるのです。全身の筋肉は働きによって屈筋と伸筋に分けられます。伸筋は体を伸ばすときに、屈筋は体を屈曲させるときに使われます。
◆伸筋と屈筋の例
伸筋:二の腕(上腕三頭筋)、腕の外側(手の甲側)、背中からお尻にかけての筋肉
屈筋:腕の内側(手のひら側)、お腹側の筋肉
二の腕は伸筋です。体の背面にある伸筋が衰えると肩が丸まり、背中、腰が丸まり、ぽっこりお腹が前に出て、膝が曲がるという老化現象が始まり老けて見られます。たるみを感じたらすぐにエクササイズやマッサージを行いましょう。
二の腕の「振袖」が全身に与える影響
二の腕の筋肉は背中、肩、首と繋がっています。二の腕を鍛えることで背中の伸筋も鍛えられ、姿勢も体のスタイルも自然と整います。また、二の腕がたるめば、次にお尻、足の筋肉と全身がたるむのも時間の問題です。全身の伸筋がたるんでしまうと改善するのは、かなり時間と手間がかかります。つまり、二の腕のたるみに気が付いたら、すぐに食い止めることが、いつまでも美しく健康でいられる秘訣なのです。
全身の筋肉は繋がっているので、どこか1箇所でも衰えると全身に及びますが、その逆で二の腕(上腕二頭筋)を鍛えれば全身の伸筋力が向上するのです。
二の腕たるみケアで全身スッキリ健康に!
二の腕をケアして、たるみを撃退しましょう
簡単な日常生活で行えるエクササイズやマッサージを日々、取り入れていくことでスッキリ二の腕とともに全身の綺麗なバランス・健康を手に入れてください。
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