Picorinさん
ガイド:ニュー・オーダーの「Subculture」のカバーは、福間さんがトラックを作り、元CutemenのPicorinさんがゲスト・ヴォーカルという豪華なコラボレーション作品です。どういう理由で、この曲をこのメンツでカバーしようと思ったのでしょうか?
nOrikO :
福間さんとは、以前ライヴでNew Orderの他の曲をカヴァーしたのですが、今回は先ず、昨年の夏にCutemenのPicorinと再会して、Picorinがほとんど音楽活動をしていなかったので、勿体無い、何か一緒に出来る事はないのかしら?とずっと模索していた時に思いついたのがこの曲でした。サビの部分で歌って貰えたらステキだなぁと… 元々この曲、あまり好きではなかったのですが、最近流行りの80’sのイベントへ行くと、必ずといっていいほどかかるので、聴いているうちに、この曲にギターを入れて、90’s風ブレイクビーツ入れったらカッコよくなるのではないかと。結局、ブレイクビーツは福間さんは嫌いらしいので、入らなかったんですが。「Subculture」という、今では時代遅れ感のあるタイトルも気に入っています。
Kiss_O_Matic
ガイド:ラストの「testype」は、Kiss_O_Maticとして作った蔵出し音源とあります。Kiss_O_Maticを当時、宇野正展(NObby)さんとどのような経緯でやることになったのですか? Kiss_O_Maticを振り返ってみて、nOrikOさんの中でどのようなユニットだったのでしょうか?
nOrikO :
1994年にリリースした『LOVE ME』は、自分の中でひとつの区切りだったので、しばらく歌いたくないというか、インストに興味が沸いて来たんです。元々、NObbyさんとは、Dark Eyed Kid(他メンバーはCo-FusionのDJ WADA &Tani)という、アンビエント・テクノプロジェクトをやっていた経緯があります。『LOVE ME』でも主にリズムトラックスをクリエイトしてもらっていたので、自然と2人で音を作りはじめました。
今回収録したトラックは、Kiss_O_maticの別プロジェクトとして、デジロックのテイストを入れたプロジェクトとしてミニアルバムを録音したのですが、マスタリング迄終了した後、リリースを思いとどまり、お蔵入りにしてしまったのです。今回、MP3音源しか残っていなくて、マスタリングに苦労しましたが、アルバムを締めくくるためにも、収録してよかったと思います。
イベント予定
ガイド:まだお蔵入り音源がありそうですね。それは今後の楽しみにとっておきます。最後に今後の活動予定について教えてください。
nOrikO :
『rondoElectro』の発売日は、フランスの革命記念日である7月14日に決定したのですが、この夜に、サエキけんぞうさんと加藤賢崇さんのUst番組、「HELLooニューウェイヴ」に出演予定です。
ハロニュー (USTREAM)
7月17日は、5月から始めた90年代のクラブミュージックをフィーチャーしたパーティ「Club Hyper-réarythme」を青山the SpaceでゲストDJにCMJKを迎えて開催します。このパーティーは、毎月第三木曜日に、今後も継続して開催する予定となっています。
Club Hyper-réarythme
7月21日には、サエキけんぞうさんの「ゲンスブールナイト@西麻布スーパーデラックス」にライヴ出演します。アコースティックなライヴをするのも実は好きなのです。
ゲンスブール・ナイト2014
ガイド:
いろいろお話していただき、ありがとうございました!