うまく行かなかったときの処し方でその後が決まる
うまく行かない時、心のありようが何よりも大切です
会社のせいにしたり、上司のせいにしたりしていても何も状況は変わりません。悪いことが起こった際はあれこれ考えず、まずはそのまま受け入れるのです。受け入れた上で自分にとってポジティブに解釈することがうまく行く秘訣かと思います。
この状況は自分を一回り大きくするために神から与えられた使命、贈り物であるというような解釈ができるかどうかに尽きます。生きている限り、良い事も悪いことも身のまわりで同じ位起きるのです。
うまく行かなかったときに重要なことは他責にしないことと、心のありようを変えてみることです。また、流れを掴むことも大切です。向かい風の時は我慢する時期です。追い風であれば、どんどん流れに乗るべきです。時流を掴むことはキャリアを構築する上で大変重要なことです。記事「キャリアインタビュー~歴史小説家・伊東潤氏~」でも人生の勝負どころを見極めることがキーメッセージになっています。
心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる
大器になるためには、生死を彷徨うような大病、追い詰められた結果、苦渋の決断である倒産、意に反しての離婚等、悲観的でギリギリの状況に追い込まれた際に、どう考え、どう感じて、学習し次の行動に活かすか、つまり、修羅場を経験したかどうかで器は決まるということはよく耳にします。穴ができたから新しい世界が見えるということですね。この表現もそういう状態に置かれた際に初めて気づいたり、違う見方ができたりするものです。閉ざされた環境ではなく、開かれた環境に身を置くことで、自分自身をより客観的に視ることができるのです。
一読の価値がある良著であるとは思います。
推薦図書:
置かれた場所で咲きなさい(幻冬舎 2012年刊)