置かれた場所で咲きなさい
与えられた環境を受け入れ、しっかりと根を下ろし、周りの役に立つことです
「自分自身に語りかける」、「明日に向かって生きる」、「美しく老いる」、「愛するということ」の4章から成り立っています。ガイドの私が感じた一番のメッセージは、全ては心の持ちようであるということです。
うまく行かない時はとかく自分以外に原因を求めがちです。この商品が売れないのは開発の立場からは営業力が低い、営業の立場からは商品力が低いと、他責にしてしまいがちです。自分を正当化するために色々理由付けを考えます。悲しいかな、ガイドの私もそうでした。これでは何も変わりません。重要なのは心の持ちようを変えることで現実が変わって見えるものです。自分自身の心の中をマネジメントすること、捉え方を変えることこそ、問題解決の第一歩であるということが大きな気づきでした。
状況をありのまま受け入れ、笑顔で幸せに使命感を持って事に当る
本のタイトルである「置かれた場所で咲きなさい」というのは、今の状況(空間や時間)をそのまま受け入れ、その中で自分が笑顔で幸せに働き、周囲の人も幸せにすることによって、神があなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと証明することです。かなり昔の話ですが、私自身、大学受験で第一志望には縁がなく、不本意に大学に入学しました。ここは自分の居る場所じゃないと、ショゲているだけでは何も変わりません。
心の持ちようを変えるまではかなりの時間を要しましたが、結果的には充実した大学生活を送ることができ、今では母校で教員もしています。在学中は想像さえしなかったことですが現実になっているのです。
捉え方を変えることができた結果、今では強い愛校心を持って、母校の学生のレベルアップの一助となればと学部授業やサマーインターンシップの受け入れを行っています。