ドイツはビール大国

jugendschutz

16歳未満へのアルコール販売は禁じられております

ドイツといえば人口一人当たりのビール消費量がチェコに次ぐ、言わずと知れたビール愛好国。またミュンヘンのOktoberfest(オクトーバーフェスト)といえばビール祭りの代名詞、今日では世界中に派生するまでの人気イベントです。飲み屋やレストランのみならず、ドイツ語圏では一般のカフェでも他のアルコール類と共に供されており、また法律上16歳から飲酒可能なため、日本でいう高校生でもビールをたしなむのです。

このビール、ドイツ語ではBier(ビーア)。アルコールは基本的に男性名詞なのですがビールのみ例外として中性名詞、das Bier(ダス ビーア)です。ラテン語のbiber(飲み物)が語源ではないかと考えられています。

どんな種類のビールがある?

代表的なビール種をドイツ語での呼称で挙げてみましょう。

Ale(エール): 英国由来のエール。

Alt
(アルト): デュッセルドルフ産が知られた濃色ビール。alt(古い、伝統的な)ビール種という意味。

Export
(エクスポート): ドルトムント、ミュンヘン、ウィーンのものが知られたビール。賞味期限が長く他の都市への輸出(Export)に適した、というのが名の由来。

Helles
(ヘレス): 淡い(hell)色をした南ドイツのビール。

Kölsch
(ケルシュ): ケルン(Köln)のビール。

Lagerbier
(ラーガービーア): いわゆるラガー。冷所に"lagern(ラーゲルン/貯蔵する)"ことで製造されたのが由来。

Märzen
(メルツェン): 3月(März)に醸造されたことが名の由来となったビール。

Pilsner Bier
(ピルスナー ビーア): いわゆるピルスナー。チェコのプルゼニュ(ドイツ名ピルゼン(Pilsen))生まれのビール。

Porter
(ポルター): 英国産濃色ビールのポーター。

Schwarzbier
(シュヴァルツビーア): 文字通り黒い(schwarz)ビール。

Stout
(スタウト): 英国産濃色ビール。ギネスなどが有名。

Weizenbier
(ヴァイツェンビーア): 小麦(Weizen)の麦芽で醸造されるあっさりした口当たりのビール。Weißbier(ヴァイスビーア/白ビール)とも。

その他、混ぜ物をしたビールも人気です。キイチゴや車葉草シロップ入りのBerliner Weiße(ベルリナー ヴァイセ)、それからレモネードを混ぜたRadler(ラードラー)もぜひ試してみて下さい。Rad(ラート/車輪)とついていることから分かるように後者は元々「自転車乗り(向けビール)」の意味で、実際アルコールが薄められているのでサイクリングの合間の一服にも良さそうです。もちろんalkoholfreies Bier (アルコホールフライエス ビーア/ノンアルコールビール)もちゃんと存在します。

注文から乾杯まで

Prost

屋外での一杯もいいものです

ドイツ語では飲食店のことをLokal(ロカール)と総称しますが、特に居酒屋を指すのはKneipe(クナイペ)、オーストリアではBeisel(バイゼル)。さらにビールとなればBierhalle(ビーアハレ/ビアホール)にBiergarten(ビーアガルテン/ビアガーデン)、地下ならBierkeller(ビーアケラー)で様々な地ビールが楽しめます。もちろん一般のRestaurant(レストラーン/レストラン)やImbiss(インビス/軽食店)、そして上述のようにCafé(カフェー/カフェ)でも注文可能です。

Flasche(フラッシェ/瓶)やDose(ドーゼ/缶)もいいですが、せっかくお店で飲むなら生を頼みたいところ。生ビールはFass(樽)のビールということでFassbier(ファスビーア)。多くの店ではgroßes Bier(グローセス ビーア/大ビール)、kleines Bier(クライネス ビーア/小ビール)といったふうにサイズ指定されています。一般に大が半リットル、小が1/3リットルです。

Ich hätte gerne ein großes Pilsner.
(イッヒ ヘッテ ゲルネ アイン グローセス ピルスナー/ピルスナーの大を一杯ください)

といった具合に注文しましょう。

そして「乾杯!」は“Prost!(プロースト!)“または“Zum Wohl!(ツム ヴォール!)“。共に「健康を祈って!」の意です。


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